フルカーボンベースのJS PXはABSをはじめ、トラクションコントロールや独自のエンジン・パフォーマンス・システムが搭載され、アマチュアドライバーにも適した仕様となっている。
マシン開発には今年のIMSA DPiクラスで60号車アキュラARX-05を走らせ、2023年にはアキュラのLMDhプログラムの一端を担うことが発表されたマイヤー・シャンク・レーシングに参加したオリビエ・プラも携わった。
プラは「836馬力ものパワーがあるので加速はとてもハードだよ。また、かなりの負荷が掛かる」と語った。
「このモデルでのリジェの目的は特別なクルマを設計することだった。正直なところ、F1カーを除けば、サーキットでこれほど速いクルマは世界にそうないと思う」
「それでいて、すべての電子機器を搭載しているためドライブは簡単なんだ。だから経験豊富なドライバーとジェントルマンドライバー、どちらにも適している。LMP1カーでル・マン24時間に出ているような感覚をトラックデーで体験できるんだ」
リジェはJS PXを購入した顧客に「(サーキットに)到着してすぐ走れる」ようにクルマの保管と運営を行う“ターンキー・サービス”を提供する予定だ。なお、車両価格やサービスの価格は明らかにされていない。
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