更新日: 2024.08.29 17:06
San-Ei Gen with B-Max 2024スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ レースレポート
苦しいレースを⾛り抜き、17位で完⾛
San-Ei Gen with B-Max(チーム代表宮⽥雅史)は、8⽉24〜25⽇、モビリティリゾートもてぎで⾏われた、全⽇本スーパーフォーミュラ選⼿権第5戦に参戦し、⽊村偉織選⼿はレースペースが上がらず苦しいレースを強いられましたが、17位で完⾛を果たしました。
富⼠⼤会から1ヵ月のインターバルを経て、シリーズは例年猛暑となるもてぎ⼤会を迎えました。⽊村選⼿にとってはスーパーフォーミュラ初⾛⾏となるサーキットであり、事前の予報では⾬の確率が⾼かったため、さまざまな不確定要素を抱えてのサーキット⼊りとなりました。
■予選(8⽉24⽇(⼟)午後2時45分〜3時27分)
北関東には⾬雲が多く停滞していたものの、サーキットには雲の切れ間から⽇差しが照りつける蒸し暑い天候となりました。朝のフリー⾛⾏を11位で終え、Q1通過の期待を持って予選に臨みました。
Q1Bグループに出⾛した⽊村選⼿は、ユーズドタイヤで感触を確かめた後、ニュータイヤに履き替え、ゆっくりとしたペースで2周のウォームアップからアタックに⼊りました。
しかし、コース後半部分でほんの僅かライバルに後れをとり10台中7位。⽬標としていたQ2進出に0.167秒届きませんでした。
■決勝(8⽉25⽇(⽇)午後2時40分〜37周)
14番グリッドから好スタートを決めた⽊村選⼿は、1周⽬を11位で通過。その後はポジションをキープしたまま1分36〜37秒台のペースで周回を重ねました。11周⽬、チームはさらなるポジションアップを狙って早めのタイヤ交換を⾏い、素早い作業で⽊村選⼿をコースに送り出しました。
⽊村選⼿は、全⾞がピットインを終えた23周⽬には13位を⾛⾏していましたが、この頃からタイヤのグリップが落ち始め、レース後半は防戦⼀⽅の展開となってしまいました。終盤は苦しい⾛りで徐々にポジションダウンしてしまい、17位でチェッカーを受けました。
次の⼤会は、10⽉12〜13⽇に富⼠スピードウェイにおいて2レース制で⾏われます。すでに経験済みのコースですので、ポイント獲得できるよう準備を整えて臨みます。
■チーム監督 本⼭哲コメント
「⽊村選⼿にとってスーパーフォーミュラでは初のもてぎということもあり、予選ではあと少し攻めきれませんでした。決勝に関してはチームとして良い状態のクルマを準備できずに、ドライバーに苦しいレースをさせてしまいました。チームとしていろいろ⾒直し、準備を整えて次の富⼠⼤会に臨みたいと思います」
■チーフエンジニア 宮⽥雅史コメント
「レースペースが良くなかったですね。スタートから序盤はペースも悪くなかったので、早めのピット作業でポジションアップを⽬指しましたが、狙いどおりにはいかず、終盤はリヤタイヤのグリップを失ってポジションを落とす結果になってしまいました」
「やはり、まずは予選ですね。スタート位置が前にいかないと、作戦の幅も限られてしまいますので、チームもドライバーももう⼀段レベルアップする必要があります。富⼠は今年のテストやレースのデータがありますので、しっかり分析して臨みたいと思います」
■ドライバー ⽊村偉織選⼿コメント
「スタートは研究してきたこともあって、ポイントを狙える位置までポジションを上げることができました。ただ、中盤以降のレースペースに関しては、⾒直さなければいけない点が多くありました」
「ドライバーとして現状でのベストは尽くせたと思いますが、結果に関してはしっかり受け⽌め、どうすれば良いリザルトを残せるかを、チーム全員で考えなければいけないと感じています。今回の結果を、富⼠、鈴⿅に向けて状況を好転させるためのきっかけにしたいと思います」