予選レポート

2025/7/20
Rd-7 FUJI SPEEDWAY

天候:晴れ
気温:30°℃
出走台数:22台

 予選ポイント獲得ならず、決勝では2台共にポイント獲得は出来たものの表彰台には届かなかった昨日の第6戦から一夜明け、「絶対に勝つ」を合言葉に迎えたシーズン折返しとなる第7戦は、昨日に続く夏空のもと予選を迎えた。

 第1予選A組の牧野選手は、金曜日に行われたフリー走行から続いているマシンバランスの不調に対応すべく、セットアップに修正を加え、セッション残り5分を切ったところでアタックラップへ向かう。

 マシンバランスフィーリングに改善は見られたものの十分とは言えず、5番手で第2予選に進む。昨日の予選アタックではコースアウトしてしまった太田選手だが、今日はすべてのセクターでパフォーマンスを出し切り、B組首位で第2予選へ。

 続く第2予選、第1予選のフィーリングを基に、両選手ともセットアップに変更を施す。セッション残り4分30秒を切ってコースインした両選手は、1周回のウォームアップを挟んでアタックへ。太田選手はとくに第3セクターでタイムを伸ばすが、わずか0.08秒差の2番手。牧野選手はリアのグリップ不足を解消できず9番手で午後の決勝に臨む。

5:牧野任祐 選手 予選9番手(第1予選A組5番手、第2予選9番手)

「昨日の第6戦予選から大きくセットアップを変えて臨みました。昨日よりもポジションは悪いのですが、第3セクターには改善も見られ、良くなったところはありました。ただ感じている問題の根本は変わらず、昨日に続いてかなり苦戦することになりました。決勝セットアップをどう対策して臨むのか、短い時間ですがチームと検証してシーズン後半戦に繋がるレースにしたいです」

6:太田格之進 選手 予選2番手(第1予選B組1番手、第2予選2番手)

「週末を通して車には好感触を持っていますし、昨日はプッシュしすぎて走路外走行のペナルティを受けてしまいましたが、しっかりとまとめればポールポジションも見える状態でしたから、自信を持ってアタックしました。僅かに届かず2番手でしたが、必ず優勝する、と強い気持ちを持って午後の決勝を戦います」

太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 2025スーパーフォーミュラ第6戦&第7戦富士

決勝レポート

2025/7/20
Rd-7 FUJI SPEEDWAY

天候:晴れ
気温:29℃℃
出走台数:22台

観客数:18日(金)3200人、19日(土)2万2900人、20日(日)2万7300人 合計 5万3400人

 午前中に行われた予選に続いて開催された第7戦決勝。14時20分から開始されたスタート進行だったが、サーキットのタイム計測装置のトラブルでスケジュールは大幅ディレイ。レーススタートは予定より40分以上遅れることになった。

 2番グリッドスタートの太田選手は素晴らしいスタートを決め、1コーナーでトップを奪う。しかし13コーナーで坪井選手に先行され2番手キープでオープニングラップを周回。牧野選手もいい蹴り出して2台をパスし7番手に上がる。

 タイヤ交換ピットウィンドウのない本大会、序盤からタイヤ交換をするライバルがいる一方、チームはレース中盤でのピットインタイミングを計っていた18周目、トラブルでストップしたマシン発生のためセーフティーカーが導入されるとタイヤ交換を済ませていなかったマシンは全車ピットレーンへ。

 チームは太田、牧野の順でダブルピットストップをミスなく済ませコースに送り出す。この時点で太田選手3番手、牧野選手はダブルストップの影響で8番手。

 24周目にレースが再開されると、3番手太田選手は上位2台が激しくトップ争いをするのを冷静に見定めオバーテイクシステム(OTS)とタイヤを温存。残り9周で一気にトップ浮上すると、毎周1秒近くリードを広げ圧巻のトップチェッカー。牧野選手は7番手争いを繰り広げるが届かず、9位でレースを終えた。

太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 2025スーパーフォーミュラ第6戦&第7戦富士

5:牧野任祐 選手 9位

「スタートが決まり、セーフティーカーが入るまでのペースは昨日よりもフィーリングよく、しかしトップに比較すると0.2秒ほどのペース差がありました。富士公式テストでの好感触が再現できず、この週末通してもはっきりとした解決策も見いだせていないので、次戦SUGOに向けてはこの結果をよく検証しなければいけません。シーズン後半で巻き返すことが出来るよう取り組みたいと思います」

牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 2025スーパーフォーミュラ第6戦&第7戦富士

6:太田格之進 選手 1位

「レースペースに自信あり、ポテンシャルもあり、決勝は我慢のレースというか、どこかでトップに出る気持ちで、タイヤとOTSをマネジメントしながらチャンスを狙っていました。富士で優勝できましたし、後半残り2回の富士にも自信を持って臨むことができます。自分自身の中では、これまでで最高のレースだったと感じています」

太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 2025スーパーフォーミュラ第6戦&第7戦富士

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