9月9日から静岡県の富士スピードウェイで始まった、全日本スーパーフォーミュラ選手権の開発テスト。11日までの3日間の日程でホンダエンジン搭載の『白寅』とトヨタエンジン搭載『赤寅』、2台のSF23開発車両により、2026年より採用される新燃料が初めて実走テストを迎えたほか、タイヤや電気部品などでも将来に向けていくつかの新しいアイテムが評価されていくことになる。

 本来のプログラムでは、初日午前に従来のハイオクガソリンと、新規導入される国産セルロースエタノール混合低炭素ガソリン(E10)の比較テストが行われる予定であったが、セッション開始時に白寅のエンジンがかからなかったことなどもあって予定が変更となり、初日午後の2時間のセッションで比較テストが実施された。

 この午後のセッションでは、セットアップはそのままに、ハイオク、新燃料それぞれでニュータイヤでのタイムアタックを行い、同条件でタイムやドライバビリティを比較するテストを、2台それぞれが行った。初日の走行を終えた白寅担当開発ドライバーの山本尚貴、そして赤寅担当の同じく国本雄資に、感触を聞いた。

■同コンディションで従来燃料と“比較アタック”を実施

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