しかし、この岡山では決勝のファステストタイムがファイナルラップ(フェリックス・ロゼンクビスト/SUNOCO TEAM LEMANS)にマークされるように、とにかくタイヤがタレない。

「ピークがない」、「表面がサラッとしてグリップしない」、「単純に堅い」と、ドライバーはさまざまな言葉で岡山でのタイヤ特性を表現する。前回の鈴鹿ではまったく問題にならなかったのに、なぜか。

 その理由として、ドライバー&エンジニアのコメントをまとめると以下のような項目になる。

・シーズン前のテストが鈴鹿と富士のみで、開幕戦ではテスト済みだったから
・岡山サーキットの路面が再舗装されて、今年のスーパーフォーミュラ用のタイヤでは初めての走行となったから
・中高速コーナーの鈴鹿はタイヤへの入力が大きく、低速の多い岡山はタイヤへの荷重が掛かりづらいから
・昨年から今年にかけてコンパウンドは同じながら、構造が変わった今年のヨコハマタイヤの特性をつかみきれていないから
・予選では自分のペースで温められれば解決していた
・自分のペースで温められても、ウォームアップをもう1周増やしても解決できる問題じゃない
・内圧の設定を間違った
・足回りのセットアップが柔らかすぎた
・ロールセンターを変えないといけないが、この2レース制で練習走行時間が少ない中では試せない
・セットアップのベースが関口車だけが正解だということ
……etc.

 要するに、ほとんどのドライバー&チームが今年の2年目のヨコハマタイヤに翻弄されているのだ。

 横浜ゴムでスーパーフォーミュラのタイヤ開発責任者である秋山一郎エンジニアによると、「まだまだ内圧の設定もチーム間の差も大きく、フロントとリヤでもいろいろなパターンを試されています。2年目のタイヤの特性をまだつかめていないというだけで、時間が経てばまた、みなさん同じようなところに行き着くのではないでしょうか」と、新しいタイヤ投入時の初期症状であることを示唆する。

 とは言っても、翻弄されたまま翌日に予選と決勝を挑むチーム側としては頭を抱えたまま。

「一昨年、ブリヂストンからヨコハマにタイヤが代わった時以上に、去年の1年目から今年の2年目にかけての方がタイヤの変化が大きい」と話すドライバー&エンジニアもいるほどだ。

 その中で、果たして本当に関口ひとりだけが2年目のヨコハマタイヤの特性をつかみきったのか。日曜の予選Q1そしてQ2がその事実を証明する場となる。

本日のレースクイーン

星野奏ほしのかなで
2026年 / スーパー耐久
Hitotsuyama Racingアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    SUPER GT PARADE LAP EP.2 Produced by autosport web

    禁断のGT500スワップ企画第2弾!
    ニッサンZのコクピットに坪井翔と野尻智紀が潜入

  • auto sport

    auto sport 2026年12月号 No.1626

    特集 GAME CHANGER
    一夜にしてカテゴリーの趨勢を塗り替えた
    名車・名プロジェクト

  • asweb shop

    鈴鹿1000km 50回大会記念
    メモリアルフォトブック


    1966年に始まった鈴鹿1000kmレースの歴史を、50回大会を記念して振り返るメモリアルブック

    3,000円