全日本スーパーフォーミュラ選手権を主催する日本レースプロモーション(JRP)は、9月29日から30日にかけて、2026年シーズン第2回となるカーボンニュートラル開発テストを三重県・鈴鹿サーキットで実施した。『SUPER FORMULA NEXT50』プロジェクトの一環として行われるこのテストは、カーボンニュートラル対応とエンターテインメント性向上の両立をテーマに、メーカーの垣根を越えた共同開発が続けられている。
現行マシンSF23は、Bcomp社のバイオコンポジット素材を用いることで製造過程のCO₂排出量を約75%削減し、横浜ゴムのカーボンニュートラル対応レーシングタイヤを採用。燃料面では、福島県大熊町を拠点とする次世代グリーンCO₂燃料技術組合『raBit』とENEOSが製造するセルロースエタノール混合ガソリン(E10燃料)を昨季からレギュラー使用している。今回のテストでは、このE10燃料のアップデート版も投入され、性能と運用面の確認が行われた。
今回のテストでは、2027年シーズンからのレギュラー使用を目指すドライタイヤの最終仕様確認をはじめ、レインタイヤの排水性の評価とグリップ性能の評価、EPSアシストの基準値確定、EシフトおよびEクラッチの改良版の性能検証など、車両制御・タイヤ・燃料の各分野で多岐にわたる開発項目が設定された。さらに、FCY(フルコースイエロー)導入に向け、SFgoで取得するテレメトリーデータを活用し、通信ロスト(通信途絶)の有無やデータ運用の検証も行われた。
