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投稿日: 2017.08.21 11:48
更新日: 2017.08.21 11:47

TOYOTA GAZOO Racing 2017スーパーフォーミュラ第4戦もてぎ レースレポート

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スーパーフォーミュラ | TOYOTA GAZOO Racing 2017スーパーフォーミュラ第4戦もてぎ レースレポート

予選

 8月19日(土)前夜は雨が降ったものの、午前中のフリー走行はドライコンディションで実施。昼には太陽も顔を見せたが、スーパーフォーミュラの予選が行われる午後3時が近づくにつれ、空は一気に黒い雲に覆われ、雷鳴も聞こえる状況に。気温25度、路面温度29度というコンディションだったが、セッション開始4分前にはコースの一部で雨がぱらつき始め、ウェット宣言が出された。

 それでも各車路面が濡れる前にと全車ソフトタイヤを装着してピットロードに並び、午後3時のQ1開始と共にコースイン。しかし、タイヤを暖め、本格的なアタックに入る前に雨脚は強まり、一気に路面はウェットコンディションに。それ以上のタイムアップは図れないと判断したチームからレインタイヤに交換し再アタックに向かった。

 しかし、更に強まる雨脚で、コース上は走る車両から水煙が高々と舞い上がるような状況となり、レインタイヤでもタイムアップはならず。最初のアタックのタイムでほぼQ1の順位は決定。

 石浦が17番手、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が18番手、大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)が19番手でQ1を終えることとなってしまい、ここ2年のチャンピオン、チャンピオンチームの2台がQ1落ちするという大波乱のセッションとなってしまった。

 Q1終了後、更に雲は厚さを増すと共に雨脚は更に強まり、まるで夜のような暗さに。視界不良のため、Q2、Q3を含むこの日の残りの走行は全てキャンセルとなり、Q2とQ3は翌日20日(日)の朝に行われることとなった。

 翌20日(日)は曇り空ながらドライコンディションとなり、朝から蒸し暑い中で、午前9時から当初30分間予定されていたフリー走行を10分間へ短縮し、その後午前9時20分よりQ2(7分間)が気温29度、路面温度32度というコンディションで実施された。

 セッション開始直後は2台がコースインしたが、他の車両は残り6分を切ったあたりから全車ソフトタイヤを装着してコースイン。直前に行われたフリー走行でトップタイムをマークした山下健太(KONDO RACING)がこれまでのコースレコードを上回る好タイムをマークし2番手につけると、小林が1分31秒台に入れて山下をかわし、2番手へ。

 一方、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)はアタックラップに入るところでブレーキ不調を訴えピットイン。関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)もタイムを伸ばせず、関口が10番手、中嶋一貴が12番手、ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が13番手、ロッテラーが最後尾14番手で、トムスとインパルの4台がQ2敗退となってしまった。

 午前9時37分から7分間で実施されたQ3も、残り6分ほどでコースイン。まず小林がトップタイムをマークするも、山下がこれを0.075秒上回るタイムをマーク。ルーキーの山下がトップフォーミュラ参戦4戦目にして初のポールポジションを獲得した。

予選ポールポジションを獲得した山下健太

 小林が2番手で続き、2015年の第5戦オートポリス以来となる自身最高位グリッドで最前列に並ぶことに。ニック・キャシディ(KONDO RACING)が5番手、ローゼンクビストが6番手と3列目に並んで決勝レースをスタートすることとなった。このローゼンクビストまでの上位6台は全てコースレコードを更新する速さと僅差の予選となった。


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