接近戦の多いレース序盤は、目の前のマシンにふたをされる形で思うようなペースを作れずにいた石浦だったが、他のライバル達が早めのピットイン戦略を選択したり、ペナルティなどで順位を下げていく中でじわじわとポジションアップ。

 さらにオーバーテイクシステムも駆使して、#7フェリックス・ローゼンクビスト選手や#18小林可夢偉選手を自力でかわすと、トラフィックのないタイミングでは、次元の違う抜群の速さを見せた。ただ一人1分7秒台を連発し、ファステストラップを記録しながら見えない敵とのギャップを詰めていき、60周を終了してピットイン。

石浦宏明(P.MU/CERUMO/INGING)

 残り8周のためにメカニック達が迅速な作業でガソリン補給を行うと、石浦は8番手でコースに復帰し、無給油作戦でペースの上がらない2台をかわして6位フィニッシュとなった。これで貴重な3ポイントを追加し合計33.5ポイントとした石浦は、ポイントリーダーの座を死守して最終戦に挑む。

 国本も、石浦同様にトラフィックのない場所でペースを上げ、他車のピットインの度にポジションアップしていった。石浦よりも1周前にピットインすると、7番手でコース復帰。

 無給油作戦の#7ローゼンクビスト選手の後ろでレースに戻ったが、66周目に#7ローゼンクビスト選手をパスすると、勢いそのままに翌周には#18小林選手を抜き去り、4位チェッカー。表彰台まであと一歩のところまで追い上げてSUGO戦を終えた。

 この結果により国本もシリーズランキングで5ポイントを追加し、僅かではあるが最終戦にタイトルの可能性を残すことになった。2台揃ってのポイント獲得で、チームランキングでもP.MU/CERUMO・INGINGは2位のTEAM MUGEN に4ポイント差をつけて最終戦に挑むことになる。

国本雄資(P.MU/CERUMO/INGING)

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