石浦はレースでは優勝した山本尚貴と同等以上のペースで周回しており、予選さえ普通にクリアしていれば、レースでは確実にトップ争いに加われるパフォーマンスはあった。ただ、リザルトからは第1戦の石浦は予選15位、決勝11位という数字しか残っていない。

「ファンの方でも、開幕戦の詳細を知らない方が多くて、『今年はダメだね~』みたいな声を聞いたので、見てろよ! と心の中で思っています」(石浦)

 石浦の今回の岡山に懸ける意気込みの強さは想像に難くない。昨年の石浦はこの岡山でトップフォーミュラ初優勝を飾り、その勢いのまま、シーズンを制した。今回の岡山戦は開幕戦の不運を一掃するきっかけになるか、この第2戦が早くも正念場になっている。その背水の陣の石浦が金曜の占有走行のタイムを見てライバル視しているのが、開幕戦を制したTEAM 無限の山本尚貴だ。石浦が語る。

「ほぼ僅差だと思います。山本選手の1分16秒3(4番手)も、僕より条件の良くないタイヤで出しているタイムですので、その状態を考えると速いなと思いました。実質、超僅差だと思います。開幕戦も今回も彼があれだけ速いということは、ヨコハマタイヤへの合わせ込みがきちんと出来ている、何かを掴んでいるということですから、自分もそれを追いかけなきゃいけないと思っています」

 一方、開幕戦を制した山本も、この金曜占有走行を見て、ターゲットを石浦に絞っていた。

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