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投稿日: 2016.06.02 15:57
更新日: 2016.06.03 15:15

TEAM無限 スーパーフォーミュラ第2戦 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | TEAM無限 スーパーフォーミュラ第2戦 レースレポート
山本尚貴(TEAM無限)
山本尚貴(TEAM無限)

5月29日(日)
■フリー走行 2回目 #16 山本 8位 1分17秒136

 当初晴れ間も見えていた岡山国際サーキットの上空は徐々に曇り、湿気も増えて天候が悪化していく中、ドライコンディションでフリー走行2回目が午前9時より行われた。決勝用セッティングを確かめる場ではあるが、決勝レースが始まる頃には降雨の予報もあり、雨用セッティングも考慮しなければならない難しいセッションとなった。

 #16 山本は、快調にタイムを縮め10分経過時点で1分17秒947を記録、7番手につけた。ところがセッション中盤にコースオフした車両を回収するためにセッションは赤旗で中断された。7分間の中断を挟んでセッションは残り13分で再開。#16 山本はさらにタイムを1分17秒136まで縮め、出走19台中8番手でセッションを終えた。

■ 決勝
#16 山本 5位(8周 22分10秒788 ベストラップ2分35秒385)

 フリー走行の後は小雨が降りはじめたが、サポートイベントの全日本F3選手権レースが終わる頃には一旦小康状態となった。しかし、午後3時の決勝レーススタート時刻が近づいてくると雨が強まり、スタート時にはフルウェットコンディションとなった。

 決勝レーススタートはセーフティカー先導でのスタートとなった。競技規則上、ダミーグリッドから走行を始めた時点で68周の決勝レースはスタートしたものと扱われる。本来ならば競技車両のタイヤウォームアップが完了した時点でセーフティカーが退き、レースが「再開」される予定だったが、路面状況が悪くコース各所に深い水たまりが出来る状況で、さらに霧も降りてきてレースが再開できる状況ではなくセーフティーカーランは8周に渡って続いた。その間、大雨によるトラブルの為かピットインをするチームも出る中、#16 山本はポジションを守ったまま走行を続けた。6周目には2番手を走っていた選手がマシントラブルで停止したため、#16 山本の順位は5番手に繰り上がった。

 結局競技団はレース再開の目途が立たないとしてレースをそのまま赤旗で中断し、競技車両を9周目のホームストレート上に停止させ天候回復を待つこととなった。しかし天候は回復せず、午後4時5分、レース再開を断念して以降のレースを打ち切った。レース結果は競技規則により赤旗提示前に完結した8周目の順位で決定することとなり#16 山本、は5位でレースをフィニッシュした。

 なお走行距離がレース距離の75%未満だったことを受け、競技規則により入賞ドライバーには、選手権ポイントの半分が与えられることとなった。その結果、#16 山本はドライバーズポイントに2点を加算して通算13点とし、ランキング首位の座を守った。またTEAM無限はポイントを12点とし、ランキング2番手につけた。シリーズ第3戦は、7月16日〜17日、富士スピードウェイで開催される予定である。


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