レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

投稿日: 2016.07.19 16:47
更新日: 2016.07.19 17:39

スーパーフォーミュラ第3戦富士 P.MU / CERUMO・INGING 決勝レポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ第3戦富士 P.MU / CERUMO・INGING 決勝レポート

 気温、路面温度ともにフリー走行と比べ大きな変化なく、決勝レースを迎えることになったが、サポートレースの走行が続き、路面状況は完全に乾いた状態になった。スタート進行前に行われる8分間のウォームアップ走行を終え、石浦は2番手グリッドへ。上位のマシンが1台出走を取り消したため、国本は12番グリッドへとマシンを進めた。スタートシグナルのブラックアウトとともに抜群のスタートを見せた2台は1コーナーまででポジションアップを狙うが、石浦はポールシッターのストフェル・バンドーンにつられる形でコースオフし、6番手までポジションを落としてしまう。さらに4周目のプリウスコーナーでもコースオフ。石浦は8番手から追い上げのレースを展開していくことになった。

 国本のマシンがコース上にストップしてしまったため、レースは16周目にセーフティカーが導入された。このタイミングでほぼ全車がピットイン。ガソリン補給のみでコースへと戻っていく。石浦も隊列に並びピットイン。このセーフティカー導入前にピット作業を済ませたマシンがポジションアップに成功したため、石浦は10番手でコース復帰となった。20周目にレース再開。リスタート直後から、前を走るナレイン・カーティケヤンとの激しい攻防が繰り広げられる。両者のラップタイムはほぼ同じで、わずかに相手が差を広げれば、翌周には他方が差を詰めかえすという戦いが、レース終盤まで、実に30周以上にわたって続いていった。2台は争いながらもじわじわと順位を上げていき、石浦は7番手で最終ラップイン。この時点で2台の差はわずか0.4秒だったが、最終セクターに入るダンロップコーナーでカーティケヤンがオーバーランを喫する。このチャンスを見逃さなかった石浦は猛攻を仕掛け、2台は並走状態で最終コーナーへ。ほぼ同時にチェッカーフラッグを受けるが、わずかに前に出たのは石浦。1000分の7秒差という目に見えないほどの僅差でバトルを制し、6位にポジションを押し上げてのゴールとなった。


関連のニュース