前を走る4台がタイヤ交換のためにピットへと入った38周目に、関口は再びトップへ。残り14周は2番手につけるロッテラーとの差を7秒前後にコントロールしながら走りきると、ファイナルラップの90度コーナーではコースサイドのファンに手を振る余裕もみせてチェッカー。国内トップフォーミュラ参戦から、わずか4戦目にして初優勝を飾った。
ロッテラーと石浦による2位争いは、36周目にロッテラーが、37周目に石浦がそれぞれピット作業を済ませた後も白熱。いったんは4秒以上に広がった差が、終盤には再び1秒を切る戦いとなる。
しかし、最後まで石浦の猛攻をしのぎ切ったロッテラーが2位で今季初表彰台を獲得。3位の石浦は第2戦岡山での優勝以来、今季2度目の表彰台獲得となった。4位に国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、5位にジェームス・ロシター(KONDO RACING)とトヨタエンジン勢が続き、ホンダエンジン勢最上位はストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の6位となっている。