「今日はスタート前、グリッド上までクルマのセットアップに悩んでいました。どのセッションでもニックが速かったものですから。結果的にソフトタイヤで長いスティントになると予想していたので、後半に合わせたセットアップを狙っていきました。序盤はついていくのでぎりぎり、(ニックと)まったく同じくらいのペースだと思っていました」
「後半になってニックがつらそうになったので、ここが勝負どころかなと思ったのですが、青旗を無視するクルマがたくさんいました。それ(そのトラフィック)でチャンスができニックに並びかけるところまでいきましたが、それ以上のチャンスがつくれませんでした。あとは作戦で、と思ってニックがピットに入ってからソフトタイヤでプッシュしたけれど、ニックのミディアムタイヤと同じくらいのタイムしか出ませんでした。そこで勝負が決まってしまいましたね」
「悔しいけれど、昨日、今日と速さはありました。チャンピオンシップにもぎりぎり踏みとどまれたと思うので、後半戦ももっと勝負していきたいです」
■国本雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING)/決勝 3位
「スタートでソフトタイヤでいくかミディアムタイヤでいくか悩みました。もしミディアムタイヤでスタートするなら、前半スティントでミディアムタイヤ勢のトップにいないといけない、とチームから言われていました。スタートは完ぺきで、100Rで接触もありましたがミディアムタイヤのトップで前半スティントを走ることができました」
「ソフトタイヤのグリップ力が高く、徐々に離されてしまったので、12周目でピットに入ってソフトタイヤで長い距離を走るという作戦にしました。そこから誰もいないところでプッシュして、トップをねらったのですが、少し足りませでしたね」
「ラスト10周はタイヤがもつか不安だったので、ペースをコントロールして、後ろの平川(亮)選手のペースを無線で教えてもらいながら走りました。タフな、バトルは少なかったけれどヒヤヒヤどきどきしながらのレースでした。3位表彰台が獲れたので、チームに感謝したいと思います」
