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投稿日: 2018.07.09 10:40

JMS P.MU/CERUMO・INGING 2018スーパーフォーミュラ第4戦富士 決勝レポート

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スーパーフォーミュラ | JMS P.MU/CERUMO・INGING 2018スーパーフォーミュラ第4戦富士 決勝レポート

 
 ピットアウト直後の暫定順位は10位だったが、タイヤ交換を済ませたドライバーのなかでは最上位で、ここからはピット作業を済ませていないドライバーたちとの“見えないギャップを削っていく戦い”となった。

 国本が後方でプッシュをしている間も、石浦とキャシディ選手によるトップ争いは、膠着状態が続いていた。2人ともソフトタイヤでロングスティントを戦う作戦で、勝負の行方はピット作業のタイミングにゆだねられた。
 
 35周を終えたところで、一足先にキャシディ選手がピットイン。視界がクリアになった石浦はソフトタイヤで最後の猛プッシュをかけ、その5周後にピットへ。タイヤ交換後、わずかにギアの入りが鈍り、いくらかのタイムをロスしながらコースへ戻った。
 
 さらにキャシディ選手もこの5周で猛チャージしていたことから、残念ながら逆転はならず。石浦は最後まで懸命にギャップを削っていったが、惜しくも2位でチェッカー。優勝を狙える速さがあっただけに悔しい結果ではあるものの、今季初表彰台獲得となった。

 早めのピット作業でプッシュを続けていた国本は、上位陣がピットに入るにつれて徐々にポジションアップ。全車がピット作業を済ませた時点で3番手まで順位を押し上げていた。しかし前を行く石浦との差は大きく開いていたため、終盤はタイヤマネージメントを意識してペースコントロール。ポジションキープでチェッカーを受け、こちらも今季初表彰台獲得となった。
 
 2台揃っての表彰台獲得は、2016年の第7戦以来。この結果により、石浦はドライバーズランキング3位、国本は7位に、チームランキングはトップと僅差の3位につけることになった。
 
 シーズン折り返し地点のラウンドは2台揃って速さを見せ、大きな収穫を得るレースとなった。チャンピオンシップ連覇に向け、後半3戦もチーム一丸でさらに上位を目指す。

石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)


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