このWTCR、一時期はヨーロッパを中心に大人気だったWTCC世界ツーリングカー選手権が2017年に終わって、より市販車に近い形となるTCRのレギュレーションで再出発したレースだ。
 
 このレースの特徴は、市販車をベースにしたいわゆる“ハコ車(=ツーリングカー)”のレースであること。そして短い距離のスプリントレース(今回の鈴鹿でいえば1レース10周前後)であることが挙げられるだろう。レース距離が短いので、とにかく前に出ていかないと勝てない。ゴツゴツぶつけるなんてのは茶飯事で“喧嘩レース”とのニックネームもあるくらいだ。
 
 WTCRは1大会3レースが行われる。金曜日はまず、土曜日に実施されるレース1のグリッドを決める予選が行われるが、続いて3段階のノックアウト予選が行われる。このノックアウト予選の結果で日曜日のレース3のグリッドが決まるが、同じく日曜日に行われるレース2のトップ10グリッドは、Q2のタイムをもとにしたリバースグリッドとなる。これがエキサイティングじゃないわけがない。“ガムシャラな競走”という面では、スーパーフォーミュラに負けない楽しさがあるレースなのだ。
 
 この競技、自動車メーカーのワークス参戦は認められていないが、ヒュンダイ、アウディ、プジョー、フォルクスワーゲン、アルファロメオ、クプラ(セアトのブランド)、そしてホンダが車両を供給している。
 
 現在ポイントリーダーのガブリエル・タルキーニ(BRCレーシング・チーム)は、2014年に鈴鹿で行われたWTCCのレース2でも優勝した選手。一方、7ポイント差でそれを追うテッド・ビョーク(Mレーシング・YMR)は鈴鹿“ルーキー”だ。なお、現在のポイント順位は以下のとおり。シリーズ終盤戦なので、タイトル争いも熱いが、レースには元WTCCチャンピオン、元BTCCチャンピオン、元DTMチャンピオンが多数ひしめく。世界的なハコ車使いたちのドライビングを存分に楽しみたい。

2018年WTCRポイントランキング
2018年WTCRポイントランキング

 というわけで、10月26~28日の3日間は、洗練されたフォーミュラのレースと、ガツガツしたツーリングカーのレースという好対照の競技が両方楽しめる、まるで4&4レースといった贅沢なイベントなのだ。
 
 それでいて、前売観戦券(3日間通し)はゆうえんちモートピアパスポート1日券付きでも中学生以上4000円、小学生3100円、幼児(3歳~未就学児)2000円などリーズナブル。秋の週末、鈴鹿でたっぷり4輪車のレースを楽しんでほしい。

 イベント、チケット情報の詳細は鈴鹿サーキットのJAF鈴鹿グランプリ公式ページ(http://www.suzukacircuit.jp/superformula/index.html)まで。

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