その進行によって、本来Q2に繰り上がることができるドライバーはQ2出走のチャンスを失い、リアルタイムで見ていたファンにとっては、せっかくのノックアウト予選の緊迫感を阻害される形となってしまった。

 Q1でペナルティの可能性があった場合、Q2セッションの開始を遅らせる選択はできなかったのか。プロ野球ではコリジョンルールが知られているが、ビデオ判定のために進行を一時止めて、疑義の検証を行う時間があってもよかったのではないだろうか。

 また、ピットロードの接触ということに関しては、実は前回の第5戦岡山大会でも予選の際に接触が起きていた。ただ、この時は両者お咎めなしのノーペナルティ。前回の岡山と今回のSUGOでペナルティの有無が異なるのは、どのような判断によるものなのか、我々メディアにはその真相を知る由もない。

 現在のスーパーフォーミュラの統一規則では、判定を下す権限はレースディレクターではなく競技長にあり、レースディレクターの義務(役務)は「大会期間中のレース運営や判定に関する項目について、シリーズを通した独自の判断に基づく提言を競技長に行ない、大会における競技運営および判定基準の平準化を図るものとする」(2016年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則の第11条1.)と規定されている。岡山大会とSUGO大会でどのように平準化されたのかのガイドラインは、残念ながら不透明なままだ。

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