レースはその後、ハリソンが区間タイムでベストをマークする走りを見せ、上位陣に対してプレッシャーをかけはじめます。レース終盤にタイヤ交換義務を果たすためにピット作業を控えている上位陣のペース次第では、一気に順位が入れ替わることが予想されていたからです。
レースは68周の予定でしたが、セーフティカーランの影響もあり、1時間30分の時間制限時刻に達して66周終了時点でチェッカーフラッグが振られました。
ラスト数周でタイヤ交換の義務を果たす上位陣が次々とピットに飛び込むなか、一度のミスも無く、終始快調なペースで周回を重ねていたGOLDEX RACING TEAM with B-Max motoparkのハリソンは見事3位入賞、今回のレースのためにヨーロッパから応援に駆けつけた父、F1デザイナーのエイドリアン・ニューウェイに初表彰台をプレゼントしました。
また最後までトップを走り、最終ラップで無給油でのクイックピットストップを成功させたチームメイトのルーカス・アウアー選手が5位入賞。チームにとって初となる嬉しいダブル入賞を果たしました。
GOLDEX Racing Team with B-Max motoparkは3位表彰台に立った誇りを胸に、今シーズンの最終戦となる鈴鹿大会での初優勝を目指し、頑張っていく所存です。
■ハリソン・ニューウェイのコメント
「これまで不運が続いていただけに、今回の初表彰台はとてもうれしい結果です。応援してくれているGOLDEXやB-Max with motoparkの全員に感謝します」
「これまで解決しなければならない多くの問題がありましたが、チームが早朝から深夜まで頑張ってくれて、いいマシンに仕上げてくれたおかげです。戦略も素晴らしかったです」
「今回は父親（エイドリアン・ニューウェイ）が応援に来てくれてレースを見守ってくれましたが、表彰台に立つ姿を見せられたことで、とてもハッピーな気分です。あと1戦残っていますので、最後まで優勝を狙って頑張りますので、応援宜しくお願いします」
■GOLDEX 株式会社 代表取締役社長 坂本和也のコメント
「GOLDEX RACING TEAM with B-Max motoparkとして、国内最高峰の戦いの場である全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦し、チーム創立1年目にしてついに初表彰台を獲得できたことは、個人的にもまさに感無量でした」
「ハイレベルな戦いのなかで、ルーキーとして全力で挑戦し続けるハリソン・ニューウェイが我々の企業マインドを高めてくれているのを実感し、社員スタッフ一同、この表彰台獲得に深く感動を味わっております」
「モータースポーツはマン＆マシンスポーツであり、ドライバーだけではなく、B-Max with motoparkのエンジニアやメカニック全員で得た表彰台だと思います。今日の結果は、明日への糧です。さらに一歩一歩前進していきたいと思います。GOLDEX RACING TEAM with B-Max motoparkが、全日本スーパーフォーミュラ選手権の頂点に立つべくチーム一丸となって頑張りますので、ぜひ、応援宜しくお願いいたします」
