そして、ふたつめの大きなポイントはタイヤの運用に関してだ。新たな情報として、今年に関してはドライのニュータイヤの供給が1レースあたり3セットになることが明らかになった。昨年は1レース4セット供給されていたため、1セット減ることになる

 削減された理由としてJRPは「レース距離が短縮されたためであることと、チームへの経済負担軽減」であるとしたが、ドライバー、チームにとっては練習走行からのレースウィーク/セッションの進め方、および次戦に向けても大きな影響がありそうだ。

 タイヤの運用に関して、スーパーフォーミュラのレギュレーションでは『競技会期間中は車両1台あたり、最大6セットのドライタイヤを使用することができる』とされており、昨年まではそのうち4セットがニュータイヤ、残りの2セットは前戦からの持ち越しタイヤを使用していた。

昨年までは2スペック制を採用していたが、今シーズンは1スペック制となる。
昨年までは2スペック制を採用していたが、今シーズンは1スペック制となる。

 これまで通り、ドライのニュータイヤが4セットであれば、一般的にはフリー走行で1セット、公式予選Q1からQ3で各1セットずつ使用することが可能だ。だが、3セットとなるとそうはいかない。

前戦のレースでドライのニュータイヤをすべて使ってしまい、フリー走行でニュータイヤを1セット投入すると、残りのニュータイヤ2セットをQ1からQ3の予選セッションのどのタイミングに投入し、そしてQ1〜Q3のどこか1セッションでユーズドタイヤを使用することになる。はたまたフリー走行でニュータイヤを使用せず、予選Q1からQ3のために3セットすべてをとっておくのか。ドライバー/チームの戦略が命運を分けることになる。

 そして、前戦で使用しなかったニュータイヤを持っているチームは、そのタイヤを次戦に持ち越すことができる。持ち越しタイヤの選択はチームが行うことができるため、2戦目以降は各チームの持ち越しタイヤの状況にも注目したほうが良さそうだ。

 今シーズンはひとつ目のポイントにもあるようにピット作業の義務化がないため、コース上でのバトルが必須。特に抜きにくいサーキットではトラックポジションが重要になるため、予選でのアタック合戦、そしてスタートの重要性は昨年以上に増すことになる。

 今季から予選ではポールポジションに3ポイント、2番手に2ポイント、3番手に1ポイントが付与されるように、今シーズンならではのポイントに注目するとスーパーフォーミュラをより一層、面白く観戦できるに違いない。

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