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投稿日: 2020.09.28 15:35
更新日: 2020.09.28 15:36

JMS P.MU/CERUMO・INGING 2020スーパーフォーミュラ第2戦岡山 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | JMS P.MU/CERUMO・INGING 2020スーパーフォーミュラ第2戦岡山 レースレポート

2020 SUPER FORMULA
JMS P.MU/CERUMO・INGING Race Report

第2戦岡山国際サーキット
◆9月27日(日)予選・決勝
天候:晴れ コース状況:ドライ
#38 石浦宏明:予選6位 決勝2位
#39 坪井翔:予選8位 決勝1位

 開幕戦から4週間のインターバルを置き開催される第2戦。戦いの舞台である岡山国際サーキットは、38号車石浦宏明が初めてポール・トゥ・ウィンを達成した思い出深いサーキット。この得意のサーキットで、昨年より苦戦しているSF19との闘いの成果を収めたいところ。皆が最良の結果を是が非でも得たいとレースに臨んだ。

 今戦も有観客開催。コロナ禍の新しい観戦スタイルにあわせスーパーフォーミュラファンが2日間に渡り最後まで観戦を楽しんだ。前日の2度の公式練習では、坪井が10番手、石浦14番手と振るわずに終わったが、チームはその時点で諦めずクルマを速くすることを探り続け、予選決勝日を終えた。

●公式予選

 風は1コーナーからの向かい風。掲げられた旗などもかなり揺れる強さ。前日の練習走行からは、路面温度も5度ほどあがり調整が必要となるコンディションとなった。第2戦のQ1も、開幕戦同様コース上の混雑を避けクリーンにアタックできるよう2グループに分けられた。10時40分、オンタイムで予選がスタートした。

Q1

 A組となった坪井から予選開始。ピットアウトし翌周からウォームアップに2周を要しタイヤを温めると、4周目に1分13秒181で2番手タイムをマーク、Q2へ進出した。B組の石浦もウォームアップで2周を使い丁寧に熱を入れ、1分13秒442で4番手と2台揃ってQ2へ進出した。

Q2

 各グループ7台進出、合計14台により競われるQ2は、残り6分を切ったところで坪井が先にコースイン、少し間合いを取って石浦がピットアウトして行った。坪井は3番手、石浦8番手と2台揃ってQ3へと進む。

Q3

 こちらも残り5分で石浦、坪井の順でコースインして行った。石浦は、1分13秒705で6番手。坪井は、上位グリッドが見込まれたが、風の影響を受けバランスを崩しパイパーコーナーでクラッシュ、8番手で予選を終えた。午後の決勝まで時間はなく、メカニックたちはスタート開始に間に合わせるため、懸命に修復に取り組んだ。

2020年スーパーフォーミュラ第2戦岡山 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
2020年スーパーフォーミュラ第2戦岡山 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

●決勝

 決勝レースは、51周で戦う。15時15分フォーメーションラップがスタート。各車が戻って来てグリッドに付くと赤旗が呈示された。フォーメーションラップ中にクラッシュした車両があったためで、その車両の回収の為にスタートがディレイとなった。それに伴い、レースの総周回数が50周へと減算された。

 また、今回のレギュレーションではスタートしてから10周以降にタイヤ交換の義務付けが定められているが、その周回数に変更はなかった。スタートから思いがけずドライバーの集中力がますます必要となる展開。15時30分に再びフォーメーションラップが開始となりレース再開となった。

 向かい風が強く吹くのは変わらず。シグナルがグリーンに変わると、一斉に1コーナーに飛び込んで行った。そんななか、2台のマシンが接触しクラッシュ。巻き込まれコースアウトした車両もありセーフティカーが導入された。この混乱のスタートには巻き込まれることなく6番手からスタートの石浦は3番手に、8番手からスタートした坪井は2番手に浮上した。マシンの回収作業が終わると、8周目からレースがリスタートした。

 トップ20号車に遅れることなく続く2台。果敢にオーバーテイクシステムを使う石浦は前を行く坪井に迫ったが抜くには至らず。9周目、石浦の後ろの1号車が猛追。横に並ぶもしっかり抑えきった。10周目を迎え、タイヤ交換の義務を消化できるようになり、中団の数台がピットに向かった。


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