2023 SUPER FORMULA
鈴鹿公式テスト 2023.03.06-07
シーズン前1回のみの公式テスト、無事終了。
53号車の大湯都史樹がセッション4で2番手をマーク、4月の富士開幕大会に向け大きな手ごたえをつかむ。
TGM Grand Prixは、3月4日、5日の週末に開催された『2023 鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー』に続き3月6日、7日に実施された2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第1回鈴鹿公式合同テストに参加しました。
チームは用意していたテストプログラムを順調にこなし、2日間を締めくくるセッション4最後のアタックで、53号車をドライブする大湯都史樹が2番手をマーク、新たなエアロパッケージが採用されたSF23でのレースに向け大きな手ごたえをつかみました。
今シーズンのルーキー、55号車のジェム・ブリュックバシェは昨年12月のルーキーテストに続く2回目のSFマシンでの走行となりましたが、順調にテストをこなし、富士開幕戦に向け期待を膨らませて2日間を終えました。
■53号車ドライバー：大湯都史樹のコメント
「今年は新しいチームということで、僕は新しい環境で走ることになったわけですが、鈴鹿ファン感も含め計４日間、新しいエアロ、新しいタイヤに向かい合い、新しい体制でやるのは難しいこともある中で、チームが本当によく頑張って仕事をしてくれたと思います。そして自分自身も少しずつこの新しい環境に慣れてきて、最後のタイムアタックでは２番手につけることができ、開幕に向けてとても良い滑り出しとなりました」
「今回のテストで手ごたえは十分に得られましたし、僕も含めチーム全体でミスなく良い仕事をし、まずは１戦目から優勝を狙っていきますので、応援よろしくお願いいたします」
■53号車エンジニア：上城直也のコメント
「53号車は新車の組み立てからのスタートで、メカニックは連日徹夜続きの中、このファン感から始まった4日間を頑張ってくれました。テスト初日の走行で、先に組み上がっていた55号車との差がみつかりましたが、そこを修正でき、最後にまとめられたことで、セッション4の最後で良いアタックができたと思います。テストアイテムも色々ありましたが、2台で手分けをし、こちら53号車で良かったもの、55号車の方で良かったものを合わせこんで、最後にクルマを決めることができました」
「また大湯はかなり経験のあるドライバーなので、最初の方はセットも決まっていない中でもしっかりタイムは出してきてくれ、的確なコメントで、個々のアイテムを評価してくれたことが、P2という結果につながったと思います。開幕戦に向け、さらに頑張っていきます」
■55号車ドライバー：ジェム・ブリュックバシェのコメント
「鈴鹿ファン感でのシェイクダウンに続き、2日間のテストで、このSF23について学び、チームのスタッフともより知り合い、多くの時間を過ごしました。一言でいえば、とても素晴らしい2日間でした」
「2日間でたくさんの異なるアイテムを試し、良いデータがとれました。概ねパフォーマンスもよく、チームが一丸となり、良い仕事ができたと思います。来月の開幕戦がとても楽しみです」
■55号車エンジニア：岡島慎太郎のコメント
「鈴鹿ファン感でも少し走行があり、トータルで4日間のテストプランとしては試す項目をたくさん用意していました。ひとつずつ項目をクリアしていく中では都度、ドライバーからのフィードバックを吸い上げ、途中でテストプログラムに変更を加えたりしながら、セットの方向性や、新しいSF23のエアロマップの使い方などが少しずつみえてきました」
｢ジェムがSFマシンに乗るのは昨年12月のルーキーテストに続き2回目で、走行は習熟も必要でしたが、徐々に慣れていく中で、アイテム評価も進みました。初戦の富士にいかせるアイテムの発見もできましたので、さらにデータ分析をすすめ、開幕に向けて準備を進めたいと思います」
TGM Grand Prixとしての初戦となる2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕戦は、4月8日、9日の週末に、富士スピードウェイにて2レース制で開催されます。
