スーパーGT第7戦オートポリスのGT500クラスは、結果的にチャンピオンを争っている今季好調のチームがサクセスウエイトに関わらずに強さを見せて表彰台を独占する結果となった。決勝レースでカギとなったのは、やはり戦前から予想されていたタイヤだった。

 もともとオートポリスの路面はミュー(摩擦係数)が高く、中高速コーナーが多いことからタイヤに厳しいサーキットとして知られている。鈴鹿も同じような特性でタイヤに厳しいが、オートポリスはテストで走る機会もほとんどないことからデータが少なく、さらに開催時期が涼しい時期になることから、ピックアップ(タイヤカスが飛んで行かずに自分のタイヤの表面に付着してグリップダウンを招く現象)も起きやすい。結果的にシーズン中、もっともタイヤ選択が難しく、タイヤに厳しいサーキットと言えるのだ。

 そのオートポリスでの第7戦決勝は、想像以上に過酷な戦いとなった。前日の予選は18度の気温でスタートしたが、気温が上がると予想された日曜日はその予想に反して決勝は気温17度でのスタートとなり、20周目には路面温度が21度と、前日の予選の路面温度25度を下回るような低温での戦いとなったのだ。

 そのなかで、多くのチーム、タイヤメーカーがタイヤの症状に苦しめられた。

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