4輪を交換したSUBARU BRZ GT300は井口のドライビングで再びコースに復帰、周回を重ねていきましたが、この頃になると路面温度がさらに低下しており、井口はタイヤのウォームアップに手こずります。

 それでも36周目には1分28秒台のタイムをマークしましたが、直後に電気系のトラブルが発生。37周目のパイパーコーナー先で井口はマシンをコースサイドに停止することとなりました。

井口卓人、山内英輝
井口卓人、山内英輝

 リタイア後、井口は次のように語っています。

「山内選手がいい走りをしてくれていたので、かなり上位を狙える位置でレースができていたと思います」

「ところが、山内選手が走行している時もトラブルの兆候はあって、僕に変わってからその症状が悪化し、バッテリーが充電されない状況となりました」

「今回のレースは解決しなければならない部分も見えましたし、山内選手の担当した前半の走りはいいものがあったので、色々な収穫があった1戦だったと思います」

不本意な結末となったレースをチーム総監督の辰己英治は次のように総括しました。
「原因についてはクルマを詳しく調べてみないと分かりませんが、おそらく電気系統でしょう。これは対策できると思います」

「走りについてはまあまあのタイムを出せていたので、せっかくのレースを棒に振ってしまいました」

「マシンバランスも悪くなかったので、次戦ではなんとしてでも今回の分を取り返しにいきます。引き続きの応援をどうぞよろしくお願い申し上げます」

 次戦のスーパーGT 第2戦は、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイで5月3日(水、祝)と4日(木、祝)に開催されます。全長1.5kmのロングストレートでの高速バトルに挑むSUBARU BRZ GT300に熱いご声援をお送りください。

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