坂東監督は、「土曜日のフリー走行では、ピンポイントを攻めすぎた感があったのですが、今年はタイトルを狙うべく新たなデータエンジニアを採用し、多くのファクターから迅速に問題点を発見できる体制を作ってきました」と語ってくれました。

「それが功を奏し、予選までに大きくセットアップを変更したのですが、僅か数周でそのマシンとタイヤの最大限のパフォーマンスを引き出せる関口というドライバーのアジャスト能力は素晴らしかったし、国本がアタックさえできていれば、ポールポジションも獲得できたと思います」

「決勝では気温の上昇が予想以上だったので、ドライバーには大きなストレスを抱えさせてしまいましたが、6番手スタートの6位。レクサスが1位から6位まで独占した中での6番手は悔しいですが、シリーズチャンピオン獲得に向けての開幕戦という意味では良かったと思います。次の富士に向けて、データを見直して挑みたいと思います」

 国本雄資選手は、「前半はタイヤの選択で厳しい展開でしたが、僕のスティントは違うタイヤを履いて、思ったよりもコンスタントに走ることができて、前を追いながら最後まで走ることができました。富士までに少し課題があると思いますが、着実に改善していきたいと思います」と語りました。

●関口雄飛のコメント

「今回は新しいセットアップで岡山に挑んだのですが、朝のフリー走行では正直、うまくいっていない状況でした。そこから短い時間でマシンのセッティングを大幅に変更して、本来のマシンのパフォーマンスを引き出すことができました」

「ヘアピンで遅いマシンに引っかからなければ、トップタイムは確実に出せた予選Q1でした。Q2は国本選手が赤旗でアタックできなかったので、結果は6番手からのスタートとなりました」

「決勝レースはいろいろあったのですが、路面温度が昨日より10℃上がったこともあり、なかなかペースが上げられず同じLEXUS勢に追い詰められました。でも簡単に抜かれたくはないので譲ることはできず、意地を見せたのですが、今回のレースに関しては少し頑張り過ぎた感がありました」

「ヘイキ選手との接触も、ブレーキングで彼より先にブレーキを踏むのは絶対に嫌だったので、我慢したら僕の車はリヤがロックした状態になり、右フロントが少し当たり、体制を崩して真っ直ぐ行ってしまいました。後方がいないのはわかっていたので、勝負して飛び出しても6位で戻れると頭の中で計算してやったのですけど、結果として悔しい気持ちでいっぱいです」

「後半のスティントは国本選手が違うタイヤで行ったのですが、ある意味、富士に向けてのテストも兼ねたタイヤでした。結果として安定したラップタイムで走れ、富士に向けて前向きなデータが取れたので良かったです。どちらかと言えば我々にとって苦手な岡山で、この4年間では一番良い順位でゴールできました」

「富士もあまり得意ではないサーキットですが、その富士で確実にポイントを獲得して、アドバンと我々にとって相性のいい第3戦、第4戦での勝利につなげたいと思います。今回のレースでも、ファンの皆さんの熱い応援を感じることができました。本当にありがとうございました」

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