嵯峨宏紀選手
 僕らのできるベストな選択というか、それしかやりようがなかったというか……。まわりはタイヤ無交換とか2本交換がスタンダードになってきて、同じ選択を僕らはデータ不足、経験不足な部分もあって、やれなかったというのが一番の敗因です。

 昨年の状態よりBOPでリストリクターも絞られ、重量も積まされたことから昨年よりも確実に戦闘力不足な状況。まだ開幕したばかりなので今年を諦めるつもりはないんですが、パフォーマンス不足にシリアスにならざるを得ない週末でした。

久保凛太郎選手
 ギリギリまで僕がスタートする予定ではなかったんですが、作戦の幅的にも僕がスタートした方が良かったり、今までスタートしかしたことがなかったりして、正直言って後乗りに対する不安もあったんです。

 そのあたりを配慮してもらえることになりました。あのあたりからレースを始めたことはなく緊張もありましたが、意外に序盤のうちに順位を上げられました。

 GAINERのAMGに長い間引っかかってしまい、向こうはブレーキも奥でストレートも速かったので、なかなか仕掛けられず、しばらく我慢していたんですが、一瞬の隙を突いてグイっといかせてもらいました。

 もう少し早くAMGを仕留められたら、もうちょっとタイヤを温存できたら、なおかつ無交換で行けますって判断までできれば良かったんでしょうが、そこまでできなかったから今回の自己採点は、80点です

金曽裕人監督
 今や主流になりつつある、タイヤを替えないとか2本交換だとかいうところに対して、僕らはあまりにもデータが少なかったので、安パイの作戦で行き過ぎました。安パイの作戦で行って、凛太郎にいろんなこと勉強させようと思いましたが、『そこそこ使えるじゃないか、こいつ』というのが分かって。

 なのに結局、ピット側で僕らが足を引っ張ったというか、4本交換のロスは凛太郎の奮闘に応えられませんでした。そのあと宏紀に代わって、抜きたいからブレーキ方向で行くんですが、そのうちブレーキも音を上げて、という悪循環になってしまいました。

 だから、確実にポイント獲る作戦に切り替えざるを得なくて……。今後のタイヤ開発も含めて、ライバルとちょっとキャラが違うので、そこをどう考えるかっていうのが必要になってきました。次の富士で巻き返したいですね。

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