わずか1時間半ほどのテストでトップタイムを奪ったのは、唯一のレクサスLC500となるZENT CERUMO LC500で、ひとりでテストを担当した石浦宏明は「ひさびさのウエットコンディションで、クルマはセッティングもせずに走りましたが、意外に安定して走れました。今日は必要最低限の仕事をしただけですが、タイヤは4セットを確認できましたし、データも取れましたし、短いながらもいいテストになったと思います。雨でもNSX-GTより速かったですし」と笑顔をみせた。
「明日は晴れ予報ですし、しっかり走りこんで有意義な内容にしたい」と気持ちは翌日に切り替わっているようだった。
一方、7台が参加したGT300クラスでは、SUBARU BRZ R&D SPORTが井口卓人、山内英輝ともに1分50秒台をマークして他を圧倒した。トップタイムをマークした山内は「まわりがどんなテストをしていたのかは分かりませんが、雨でのBRZのパフォーマンスはすごくいいし、トップタイムを取れたことは気持ちがいいです。開幕戦での(オルタネータ)トラブルも対策してあり、明日はドライ路面でのロングがとても楽しみです」と語った。
また井口も「これまで雨のテストができていなかったので、タイヤも3セット確認できましたし収穫あるテストになりました。もちろん課題も見えてきましたから、これを次につなげていきたい」と答えた。
18日の予報は終日晴れ。テストは一般公開されており入場料(大人ひとり500円)のみで入場可。昼休みには体験走行(1台2,000円)が予定されている。
