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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.05.04 11:51
更新日: 2017.05.04 11:57

シンティアム・アップル・ロータス スーパーGT第2戦富士 予選レポート

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スーパーGT | シンティアム・アップル・ロータス スーパーGT第2戦富士 予選レポート

スーパーGT 2017 第2 戦 富士 GT500km レース 公式予選レポート

 5月3日(土)、スーパーGT第2戦 FUJI 500KM RACEが開催されました。富士スピードウェイでのレースはシーズンを通して2回開催されますが、今大会は500kmの長丁場。Cars Tokai Dream28は2回のピットが義務付けられるこのロングレースを、シンティアム・アップル・ロータスと加藤寛規選手、高橋一穂選手のパッケージングで戦います。

■公式練習走行

 前日の不安定な天候から一転して、快晴の天気に恵まれた富士スピードウェイ。9:00からスタートした公式練習走行は、まず加藤選手が№2 シンティアム・アップル・ロータス(SGT-EVORA)のステアリングを握りました。

 気温は18℃、路面温度は21℃。コースは完全なドライコンディションでした。まずは加藤選手が、今日の路面状況に対するセッティング傾向をみるために、EVORAをドライブしました。

 10周を使ってセットを繰り返し、高橋選手へと交代。高橋選手も、10 周を通しで走り、順調にタスクをこなしました。そしてさらにセッティングを煮詰めるべく、ふたたび加藤選手がコースイン。しかし加藤選手はマシンに違和感を感じ、計測2周ですぐにピットへとマシンを戻します。

 チームがタイヤ交換を試みると、左リヤタイヤが外れにくく、ハブネジ部の不具合がみつかりました。幸い症状は軽傷でしたが、チームは大事を取ってパーツごとこの交換作業に入り、その後の走行はキャンセルに。

 このような状況からEVORA のベストタイムは、計測8周目に加藤選手が記録した1分38秒475に留まりました。対してライバルたちは最終的に1位から18位までがすべて47秒台という大混戦になっており、これにEVORA がどのように食い込んで行くかが、予選の見どころとなりました。

■公式予選1回目(Q1)

 第一回目の予選(Q1)は、午前中よりもうっすらと雲が陰った空模様のもと、14:40 から定刻通りにスタートしました。気温は19℃、路面は基本25℃、日陰になると24℃へと推移する想定通りの温度状況。

 ここでQ1突破を第一としたCars Tokai Dream28は、エースドライバーである加藤選手に最初の予選を託しました。加藤選手は通常通り計測開始から2周をかけて、じっくりとタイヤを暖めながら、アタックに備えます。

 そしてアタックラップに入った4周目、まずは1分37秒363をマーク。この次点でQ1通過圏外から、一気にラップチャートの10位へと浮上しました。しかし期待された計測5周目は1分37秒039と、思うようにそのタイムが伸びませんでした。

 一方ライバルたちはトップの№11 メルセデスAMG GT3が1分35秒台に入る好走をみせ、2位以下も36秒台が続く激しい闘いに。ここから加藤選手は6周目のアタックを行いましたが、タイムはベスト更新ならず。

 なんとしてもQ1 を突破するべく、加藤選手はさらに1周のクーリングラップを挟むという異例のアタックで7周目へと臨みましたが、挽回は適いませんでした。結果、シンティアム・アップル・ロータスは、残念ながら予選Q2へ進出ならず。

 明日の決勝は、19番手から追い上げを開始します。

チーフエンジニア:渡邊信太郎

「今回は去年のデータを基に、遅かった部分を詰めてきたつもりだったのですが……。結果的にはマシンが決まらなかったです。公式練習走行でのトラブルに関しては、もう問題ありません」

「予選は、午前中のドライバーコメントをもとにセッティングを見直して、マシンは大分乗りやすくなりました。しかしまだタイヤを使い切れていない部分があり、それが予選の結果になったのだと思います。ですから決勝に向けては、この部分をアジャストしてひとつでも順位を上げて頑張りたいと思います。明日も応援宜しくお願いします!」

ドライバー:加藤寛規選手

2017スーパーGT第2戦富士 加藤寛規( シンティアム・アップル・ロータス)
2017スーパーGT第2戦富士 加藤寛規( シンティアム・アップル・ロータス)

「公式練習走行では走り始めからバランスが悪くて。高橋選手が乗ったあとにこれをなんとかしようとしたのですが、(トラブルで)時間がなくなってしまいました。ですから予選前までの時間を使って修整を行なったのですが、細かいところまではまだ詰め切れませんでした……」

「今年は全体のレベルが高く、Q1を突破するにもタイム差がほとんどないので、こうした部分が結果に表れますね。でも我々も、富士は去年36秒5を出しています。今年はリストリクター径が小さくなったり、40kgのウェイトを積んだりとマザーシャシーには苦しいシーズンですが、それを補う能力がチームにはあると思う。これから明日に向けての方向性を、みんなで話し合うつもりです!」


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