Ryuji Hirano / autosport web

 3月8日、岡山トヨペットを経営母体とするK-tunes Racingは、2025年の参戦体制を発表した。すでにTOYOTA GAZOO Racingから発表されているとおり、スーパーGTでは2025年もレクサスRC F GT3を使用。新田守男/高木真一のコンビで参戦するが、エンジニア体制、さらに2024年にも参戦しチャンピオンを得たSROジャパンカップの体制も発表された。

 2024年はオートポリスで3年ぶりの表彰台を獲得するなど、新田/高木の大ベテランコンビが変わらぬ活躍をみせてきたK-tunes Racing。2025年もふたりのコンビ、影山正彦監督という体制は変わらないが、エンジニア体制が一新された。

 下江浩晃チーフエンジニア、そして2025年はスーパーフォーミュラでThreeBond Racingに加入するなど、その実力を評されている一瀬俊浩エンジニアがサポートエンジニアとして加入した。森藤健吾データエンジニアとの3人による充実の体制となりそうだ。チームが目指すのは、2019年以来遠ざかっている1勝だ。

 また、2024年はチャンピオンに輝いたSROジャパンカップにも継続して参戦する。タイトルを獲得した山脇大輔/高木真一組フェラーリ296 GT3はそのままの体制で継続するが、レクサスRC F GT3は、末長一範のパートナーとして各カテゴリーで抜群のスピードをみせる福住仁嶺が起用されることになった。福住がRC F GT3をどうドライブするか楽しみなところだろう。また、GT4には今季もGRスープラGT4を投入する。

 さらに2024年に続き、インタープロトシリーズにも参戦。加藤博チーフエンジニアを起用し、ジェントルマンに末長、プロフェッショナルに阪口晴南を起用。K-tunes Racingの原点であるOKAYAMAチャレンジカップレースにも参戦を継続し、新田アドバイザーのもと野上昌範と藤井大温が参戦する。

新田守男/高木真一(K-tunes RC F GT3)
2024スーパーGT第7戦オートポリス GT300クラス3位表彰台を獲得した新田守男と高木真一(K-tunes RC F GT3)

K-tunes Racing 2025年参戦体制
■スーパーGT

チーム名:K-tunes Racing
チームオーナー:末長一範
チーム代表:石井貴之
チーム監督:影山正彦
チーフエンジニア:下江浩晃
サポートエンジニア:一瀬俊浩
データエンジニア:森藤健吾
ドライバー:新田守男/高木真一
WinG:阿比留あんな/川田明日未/八乙女あんな/弓川いち華
マシン:レクサスRC F GT3
カーナンバー:96
タイヤ:ダンロップ

■SROジャパンカップ
レクサスRC F GT3

ドライバー:末長一範/福住仁嶺

フェラーリ296 GT3
ドライバー:山脇大輔/高木真一

トヨタGRスープラGT4
ドライバー:永井良周/TBN

■インタープロトシリーズ
カーナンバー:96
ジェントルマンドライバー:末長一範
プロフェッショナルドライバー:阪口晴南

■OKAYAMAチャレンジカップレース
マシン:トヨタ86 N-1仕様
ドライバー:野上昌範 藤井大温

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