昨日のQ2の気温19度、路面温度29度と同じ状況下でのスタートとなった。ただ、日差しは昨日より降り注いでいる。
静岡県警察本部の白バイ9台とパトロールカー5台のパレードラップから始まり、1周のフォーメーションラップの後に500kmのスタートが切られた。
1コーナーへは予選のそのままの順位で通過。DUNLOPコーナーで、2番手を走るNo.9Porcheを捉え、2番手に浮上。
もともとロングのデータが乏しい状況下で、とりあえずは最低周回数をクリアすることを前提に、ビルドハイムはペースをコントロールする。
トップを走るNo.4 AMGとは1秒から2秒以内の差を保ちつつ、後方を走るNo.9とNo.51 RC Fのペースともほぼ変わらない。
2周目に0.2秒差だったが、2台がバトルしていたこともあり、その後は7秒近くのビハインドを保ちながら2番手を走行。31周目にピットに入ることになり、ビルドハイムが27周目辺りからペースを上げる。
No.4との差は一気に詰まり、テール・トゥー・ノーズの状態に。ここでバトルを嫌ったNo.4がルーティーンのピットを29周目に行い、ビルドハイムはトップに立つ。
その後31周目にビルドハイムはピットへ。給油と4輪のタイヤ交換をそつなく行い、平中をコースへ送り出す。
平中のペースも悪くはなかったが、40周を周回する予定だったため、ベストタイムの更新続けるNo.4のペースにはついて行くことはせず、39秒台のペースを維持する。
46周目に全車が1回目のピットを終え、トップはNo.4で差は11秒、3番手はNo.51でこちらも11秒差で周回。平中も安定したペースで周回を続ける。
60周目の300Rで、No.4の左フロントタイヤがバースト。平中はこの時点でふたたびトップに浮上する。70周目にふたたびビルドハイムと交代するためにピットへ。
給油、タイヤの4輪交換を行いコースへ。80周目にNo.51が最後のピット作業を行い、コースへ。この時点でビルドハイムとは、約7秒前方でコースに復帰。
1周ごとに少しずつ差を詰め、85周目には0.5秒差まで詰め寄るも、そこからは反対に徐々にペースを上げられ、差が開いていく。
気温も、路面温度もスタート時点よりも若干上がり、ペースを上げることが叶わず、そのまま2番手でチェッカーを受けた。11号車にとっては、2015年最終戦以来の表彰台となった。
