そして次への課題もしっかりと見えた開幕戦でした。とりわけ、新型FIAGT3勢のポテンシャルが高いということと、ここ岡山のサーキットでは1周のスピード勝負では互角だったということが分かりました。我々MC勢&JAFGT勢が得意のサーキットで、ここまでFIAGT3勢が強いと今シーズンはかなり苦しい戦いになるかというのが想像できます。

 でも相手が強いと燃えてきます! この環境の中で勝つことができたら、それは自分たちの成長の証だと思うし、それがなければ間違いなく勝てない。今回ポールを獲れたのも、富士テストで新たな発見があったからだし、まだまだ成長できる余地はあるはず。

 我々プライベーターは資金力では敵わないけれど、情熱と創意工夫で対抗できると信じて戦っています。それを応援してくれるたくさんのパートナーやサポーターのみんながいてくれるから戦える。今年もそんな戦いが始まったと思うと血が騒ぎます。

 今シーズンの目標はチャンピオン獲得です。我々プライベーターはこのステージにいられることだけでも奇跡だと思います。人と人との繋がりが紡いでくれた奇跡。でも技術に奇跡はない。積み重ねた上にしか、技術は応えてくれません。技術は必然です。この奇跡と必然の調和の中で、人は成長していくのだと思います。

 また泥臭い、面倒くさい大人たちの戦いが始まりました。こんな素晴らしい環境で、大好きな仕事を思いっきり、いい仲間と一緒にやれることに感謝して、思う存分レースしたいと思います!
今シーズンも応援よろしくお願いいたします。

【松井孝允コメント】
 まずこの開幕戦に再びこのチームで戻ってくることができて本当に嬉しく思います。開幕前の岡山テストでクラッシュしてからチームのスタッフの全員が開幕に向けて車を直すのに徹夜をし、ただ治すだけではなく速い車を仕上げてくれていい状態で岡山に乗り込めました。

 フリー走行からセットアップもタイヤも含めていい方向に仕上がっていて、エンジニアリングの部分でも車を速くしてもらいこれなら勝てるかもしれないと思いました。

 いざ予選に行くと思っていたような結果が得られず自分のふがいなさに腹が立ちましたが、そこで車の状態を正しく伝えられたことは富士の合同テストから考えると正しいコメントができたと思います。またその中で武士さんが、ポールポジションを取ってくれたことは本当によかったです。

 決勝は武士さんがトップのままピットに戻ってきて、ピットの作業は他車より早いのはわかったのでこのまま勝ちたいと思いましたがペースを上げられず後退していく一方のレースで正直苦しいレースでした。その中で武士さんが無線でレース展開を伝えてくれたので少し気が楽になり無理なことはせず自分のベストを尽くそうと思い走りました。

 結果は6位と悔しいですが、それ以上に自分の走りを何とかしないと今後のレースで勝てないと思うのでしっかりと反省し次回の富士では課題をクリアして乗り込みます。

 今回、岡山で遠い中現地で応援して下さった皆様や遠くからの応援ありがとうございました。次回の富士も応援よろしくお願いいたします。

VivaC 86 MC
VivaC 86 MC

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