荒れた午前セッションだったが、13時30分から16時40分まで3時間10分に渡って行われた長いセッションにもかかわらず、午後は一転して赤旗中断のないクリーンな展開となった。
この中で特筆すべきは、GT500ではNSX-GTがワン・ツーを奪ったこと。MOTUL MUGEN NSX-GTがトップタイム、KEIHIN NSX-GTが0.008秒差の2番手と、高低差と中高速コーナーが多いSUGOとの相性の良さを見せる結果となった。
MOTUL NSX-GTについては今季カラ初めてコンビを組んだNSXとヨコハマタイヤのマッチング、セットアップの方向性がここにきてようやくまとまってきたという情報もあり、第4戦の本番では本命の1台となりそうな気配だ、
また、この午後のセッションではレクサス陣営の5台が100周を越える周回数をこなしており、最多はau TOM’S LC500が116周を走行と、ロングランでじっくりとセットアップとタイヤの評価を行っていることがうかがえた。
GT300ではこちらもSUGOとの相性が良いVivaC 86 MCがトップタイムをマーク。午前にトップだったB-MAX GT−Rが2番手に続き、3番手にも午前2番手だったHitotsuyama Audi R8 LMSが並んだ。1日目のGT300総合トップはB-MAX GT-Rとなったが、いずれにしてもこの3台が本番の第4戦でも優勝候補となりそうだ。
午前中にクラッシュしたARTO 86 MC 101の破損状況はかなりの大きさだった模様で、午後のセッションには出走できず、明日、2日目の走行についても厳しい状況との情報が入っている。
SUGOでの公式テストの初日は終日ドライで過ごしやすい晴天日和。明日の2日目も、午前9時からセッションが行われる。