更新日: 2017.06.20 19:20
LEXUS TEAM SARD 2017スーパーGT公式テストSUGO テストレポート
DENSO KOBELCO SARD LC500
SUGO GTA公式テスト
充実のテストで最多周回の走り込み
SUGO GTA公式テスト(6/17~18)
スポーツランドSUGO(1周3,704km)
6月17日(土)~18日(日)、先月の第3戦オートポリスから約1カ月ぶりの走行となるGTA公式テストが、スポーツランドSUGOにて行われ、ヘイキ・コバライネンと平手晃平が駆るDENSO KOBELCO SARD LC500が参加。
初日午前中のセッション1で1分12秒210の4番手タイム。午後のセッション2では1分12秒192の7番手タイムをマーク。データ取りに集中した2日目はセッション3で1分12秒310の10番手、午後のセッション4では1分12秒621の7番手タイムをマークするなど、2日間で様々なテストプログラムをこなし充実したテスト内容となった。
参加車両中では一番長い総走行距離約1,200kmを走り込み貴重なデータを得たDENSO KOBELCO SARD LC500。2週間後の鈴鹿GTA公式テストを経て、7月22日(土)~23日(日)SUPER GT第4戦SUGOに必勝体制で勝利を目指す。
■6月17日(土):晴れ
約1カ月振りの走行となったSUGO GTA公式テスト初日は、夏を感じさせるような日差しも山の涼しさとなったコンディションで気温20度/路面温度26度のなか、9時30分からセッション1が始まった。
まずはヘイキが基準となるドライタイヤでクルマのセットアップを進めていった。リア挙動を中心にセットを進め、ほどほど現在のコンディションに合ったセットに落ち着いた27周目からは新品タイヤの評価プログラムに移行した。
30周目にはセッション1のベストとなる1分12秒210のトップタイムとまずまずの出だし。幾つかの新品タイヤを評価した後、47周目からは平手がドライブ。ヘイキの装着したユーズドタイヤでクルマとタイヤの評価を行った。
5回も赤旗中断を余儀なくされたセッション1ではトータル58周を走行。30周目にヘイキが最初にマークした自己ベストタイムで4番手となった。
富士でのGTA公式テスト2日目が降雪で中止になった分、枠が1時間増やされた午後のセッション2の開始時は気温23度/路面温度36度に上昇。平手が午前中に続いてユーズドタイヤを評価。上々のラップタイムで走行を重ね、順調にテストプログラムを進めていった。
15周目からヘイキが再びステアリングを握ってタイヤの評価プログラムを継続。混雑するコースのなかで、なかなかベストなアタックをすることは難しい状況ではあったが、新品タイヤに続いてユーズドタイヤについても十分な走行時間枠があったため、立て続けに評価を行った。
68周目から平手に再度バトンタッチ。平手はクルマの微調整とともにタイヤ評価プラグラムを精力的にこなし、そのまま10分間のGT500クラス単独走行も担当。
5周目に1分12秒192の7番手タイムをマーク。セッション2はトータル107周の走行となった。調子を上げてきたホンダ勢とLEXUS陣営が拮抗したタイムで上位を占め、初日午前午後の総合では8番手タイムで、参加車両中最多となる約165周を走り込んだ。