
■カルソニック IMPUL GT-R:残り3周、トップを走行中に100Rでタイヤトラブルによりリタイア
前半戦で2番手に20秒以上の差を付けてトップを独走中に、セーフティカーが入りギャップは帳消しに。しかも、最後のピットストップでMOTUL AUTECH GT-Rにトップを奪われるも、96周目にJ-P.デ・オリベイラが1コーナーでMOTULのロニー・クインタレッリのインに入り、クインタレッリがクロスラインでさらにインに入って併走で2コーナーを立ち上がったところ、最後にデ・オリベイラがコカコーラ・コーナーのインに入り、トップを奪い返した。そこで勝負あり、と思えたが残り3周となった107周目の100Rでカルソニックの左リヤタイヤがバースト。カルソニックのマシンはコースサイドに止まり、オリベイラはコースサイドで立ち止まったまま、呆然と足下を見つめ続けた。MOTULがチェッカーを受けたあとも100Rのコース脇で仰向けで頭を抱え続けた。ブリヂストンの開発を勤める松本真幸エンジニアは「インパルさんのタイヤに故障が起きてしまったことは間違いありません。原因はまだわかっておらず、これから調べないといけない状況です。(RAYBRIGも)一緒です。タイヤとしては違うのですが、原因が同じかどうかはこれから調べないと分からないですね。チームさんには申し訳ないです」とレース後にコメントを残した
■ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT & KEIHIN NSX CONCEPT-GT:ホンダ陣営で同士討ちリタイア
95周目の最終コーナーで7位ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTの武藤英紀のインに、8位走行中のKEIHIN NSX CONCEPT-GTの塚越広大が入り、両者は接触。レーシングアクシデントと判定されたが、2台とも入賞圏内だったこともあり、ホンダ陣営としては痛い同士討ちリタイアとなってしまった。
■カルソニック IMPUL GT-R:星野一義監督、ニスモのサインガードへ
MOTUL AUTECH GT-Rとカルソニック IMPUL GT-Rがトップ争いをしている96周目にJ-P.デ・オリベイラが1コーナー〜コカコーラ・コーナーの流れでロニー・クインタレッリをオーバーテイク。その最中、星野監督が険しい表情でニスモのサインガードへ向かう姿をJ SPORTのカメラマンが追うが、星野監督に制される場面があった。この件の詳細は……不明。
