<予選>

 スーパーGTの予選はノックアウト方式で実施され、GT300クラスでは上位14台がQ2へ進出することになる。

 予選Q1の直前に行われたFIA-F4の決勝レースの終盤からサーキットの上空に雨雲が流れ込み、雨が路面を濡らすことになった。それでも、予選Q1がスタートするころには雨は止んでいき、全車がスリックタイヤで予選アタックに挑んだ。

JMS P.MU LMcorsa RC F GT3をドライブする坪井翔
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3をドライブする坪井翔

 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、坪井がQ1を担当。コースインした坪井は、2周に渡って入念にタイヤに熱を入れる。しかし、タイムアタックに入った周に、コースアウトした車両の影響で赤旗が提示されて予選が中断してしまう。

 15分間の予選Q1は残り10分で再スタートし、JMS P.MU LMcorsa RC F GT3はいち早くコースに入りタイムを更新していく。計測7周目に1分19秒158までタイムアップし、ラップタイムモニターの上位につけたところでアタック終了。28台中5番手のタイムで4回連続となる予選Q2への進出をきめた。

 GT500クラスの予選を挟んでスタートした予選Q2でステアリングを握った中山も坪井と同様にタイヤに熱を入れながら周回を重ねるが、またしてもクラッシュが発生し予選Q1と同様に中断する。予選Q2は7分を残して再スタートし、クラッシュ車両を除く13台でのタイムアタック合戦となった。

JMS P.MU LMcorsa RC F GT3をドライブする中山雄一
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3をドライブする中山雄一

 中山は、計測6周目に1分19秒237をマークするがトップには届かず、1周のクーリングラップを挟んでタイムアップを狙った。だが、タイヤのパフォーマンスがピークを越えていたこともあり、6周目にマークしたタイムによって明日の決勝は7番グリッドからのスタートとなる。

 コース幅が狭く抜きづらいスポーツランドSUGOは、GT500車両との接触の恐れも多く、決勝レースは息つく暇のない激戦が予想される。JMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、着実なレース展開で少しでも多くのポイントを獲得することを目指して戦う。

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