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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.07.31 11:20

31号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

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スーパーGT | 31号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

決勝レース(81周)7月23日(日)14:30~

 日曜日は予報どおり、雨に見舞われることとなった。それでもスタート進行の開始とともに行われる20分のウォームアップの頃には雨はやんでおり、それぞれウエットタイヤからの走り出しとなったが、徐々にタイムは上がっていった。
 
 しかし、「#31 TOYOTA PRIUS apr GT」の久保選手は、走り始めてすぐ2コーナーでコースアウト! 幸い、それから間もなく赤旗が出されたこと、また自力での脱出なったことで、再開後の走行が許された。
 
 最終的には1分30秒006を記すに至り、2番手につけることとなった。その久保選手が今回もスタートを担当。問題はタイヤチョイスだった。グリッドに「#31 TOYOTA PRIUS apr GT」が並べられた段階では、もうドライタイヤで十分走行可能な状態にまで路面は乾いていたが、レーダーは近くまで雨雲が近づいていることを伝え、いつ降り出してもおかしくなかった。
 
 しかし、フォーメイションラップが近づき、いよいよポツリポツリと……。そこで迷わず、ウェットタイヤを装着することとなった。GT300では3台だけがドライタイヤを装着。
 
 早々に結論を言えば、ウエットタイヤの選択は大正解。パレードラップ、フォーメイションラップのうちに雨は勢いを増し、予想以上に路面に水を浮かべていたからだ。
 
 ドライタイヤを選んだ車両はコーナーでアクセルを踏むことすら許されず。そんな厳しい条件のなか、久保選手はスタートを決めて、ポジションキープし1コーナーに飛び込んでいくも、オープニングラップのうちに1台に抜かれてしまう。
 
 それでも3番手を争う集団の中で、ポジションアップの機会を虎視眈眈と待ち続ける。5周目から5周に渡り、最終コーナーでのアクシデントの発生でセーフティカーがコースイン。リスタート後に2番手の車両が接触で後退、しかし13周目に1台の先行を許したことからポジションは7番手のまま。
 
 そして、ひとつでもポジションを上げたいという思いは裏目に出て、18周目の2コーナーで久保選手は再びコースアウトしてしまう。すぐに復帰できたのは良かったが、これで20番手にまで後退。
 
 ただし、ここからの挽回も激しく、25周目には9番手にまで返り咲く。その後、1台が早めのドライバー交代を行なったこと、そして35周目には「GAINER TANAX AMG」を抜いて7番手に浮上。
 
 それから間もなく2回目のSCランが。すでに雨は上がって、もはやドライタイヤでも十分走行可能な状態になっていたこともあり、SCラン終了後の44周目に「#31 TOYOTA PRIUS apr GT」は7番手でピットに戻ってくる。
 
 素早い作業で嵯峨選手は、同じタイミングでピットに入ってきた車両より前でコースに戻るも、他メーカーのタイヤとの温まりの違いもあって、コース上で抜き返されたのはやむを得まい。
 
 それでも、まだドライバー交代を行なっていない車両を除けば、6番目でレースを折り返す格好となった。そして、その2周後にまさか3度目のSCランが行われようとは! これによりコースにステイしていた、それまでのトップ3は完全に勝負権を失っていた。
 
 その後は前後ともに間隔が空いて、淡々と周回が重ねられていくこととなるが、しっかりとポジションをキープ。76周の走破を果たして、6位でゴールすることに。そして久々の入賞を果たすこととなった。次のレースはわずか2週間後に、富士スピードウェイで行われる。

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