しかし午後2時55分からのノックアウト予選に向け、そのセッティング変更を試す時間はない。予選Q1のアタッカーを務める石浦は、ぶっつけ本番の予選を強いられることになった。
ただ、ZENT CERUMO LC500を駆ってウォームアップを進める石浦は、ZENT CERUMO LC500に好感触を感じ取る。石浦は5周目に1分29秒775というタイムをマークし、見事6番手へ! 熾烈な戦いのなかで、予選Q2の立川にバトンを繋いだ。
無事にQ2進出を果たしたZENT CERUMO LC500だが、石浦は「まだもうひとつ」足りない部分があると感じ、立川のアタックに向けてその改善点を伝え、チームは迅速な作業でそれに応えた。続くQ2へと向かっていった立川もクルマの改善度を感じつつ、アタックを展開していった。
立川はまずアタック1回目で1分30秒108というタイムをマークするが、ライバルたちは1分29秒台に入れてくる。ZENT CERUMO LC500にさらに鞭を入れた立川は、チェッカー周に1分29秒934をマーク。最終的にZENT CERUMO LC500は6番手という順位で公式予選を終えることとなった。
車種・タイヤが同じながら、よりハンデが厳しい#36 LC500が3番手につけたことを考えると、決して手放しで喜べる順位ではないが、LEXUS TEAM ZENT CERUMOは決勝レースに向けて硬めのタイヤを選んでいることや、セットアップにまだ改善の余地があることを考えると、さらなる上位進出も可能だ。ホームコースでLEXUS TEAM ZENT CERUMOは、レースでのさらなるジャンプアップを狙っていく。