これで、先行車とのギャップも縮まり44周目にレースはリスタート。リスタート後は15番手付近を走行しペースも安定して2分4秒~5秒台で周回する。52周目には2回目のピットインを行ない、再び新田がステアリングを握る。第1スティントでタイヤが持たなかったために、チームはもっともハードなタイヤを選択しFerrari 488 GT3を送り出す。

 57周目にはベストタイムとなる2分2秒970をマーク。ピットインのタイミングで一時は22番手まで順位を落としていたが、60周目には21番手、65周目には18番手と徐々に順位を上げていく。

 第1、2スティントとともに想定よりも短い周回でピットに入ったため、新田がステアリングを握るこのスティントでは周回数を稼がないと終盤の戦略が難しくなってしまう。そのため、新田は32周を周回し85周目に8番手で都筑にバトンを渡した。

 しかし、このピットストップで作業に手間取り約1分半のロスタイムを喫してしまう。ピットアウト直後に2回目のセーフティカーが入ったことも裏目となり、リスタートとなった93周目には19番手ながらもトップから2ラップダウンとなってトップ争いへの勝負権を失ってしまった。

スーパーGT:INGING & Arnage Racing 2017年第6戦鈴鹿 決勝レポート

 それでも都筑は懸命に同一周回の先行車を追いかけ112周目に17番手でピットインし、新田が自身の最後となる第5スティントを走行。レースも終盤を迎えたが路面温度は下がることがなく、依然としてFerrari 488 GT3はタイヤの摩耗と戦うことになる。

 ベストなパフォーマンスが発揮できないながらも2分3秒台~5秒台で走行し、134周目にピットイン。最終ドライバーとなる都筑に乗り換えチェッカーを目指した。141周目には自身のベストタイムとなる2分3秒621をマークしたが、それでも順位を上げることは叶わず16位でゴールとなった。

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