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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.31 16:56

スーパーGT:K2 R&D LEON RACING 2017第6戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | スーパーGT:K2 R&D LEON RACING 2017第6戦鈴鹿 レースレポート

8/27(日)決勝12:30~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:32℃ 路温:45℃

 朝から夏らしい晴天となり、気温・路面温度が高くなりそうな決勝日。ウォームアップでは、マシンの確認、ドライバー交代の練習をしレースに備える。鈴鹿1000Kmは約6時間に及び、5度のドライバー交代を含むピットインが義務付けられているレースとなる。

 スタートドライバーは黒澤選手が担当し、500・300両クラス共にクリーンスタート。スタート直後、K2 R&D LEON RACING がさっそく動く。

 LEON CVSTOS AMGが直ぐさまピットイン、給油・ドライバー交代を行いコースに戻る。順位は最下位まで落としてしまうが、ここからK2 R&D LEON RACINGの巻き返しが始まる。

 34周目に2度目のピットイン。給油、タイヤ交換、黒澤選手に交代しコースに戻る。

 前車とのギャップを縮めるために攻めの走行を続けていた時、セーフティカーが導入される。そのことにより、前車とのギャップは無くなり、K2 R&D LEON RACINGにとって順位を上げる絶好の機会が訪れる。

 セーフティカーがピットインしレースが再開されると、LEON CVSTOS AMGは前を走るライバル達をパスしていき順位を上げていく。

 70周目に3度目のピットイン、給油、タイヤ交換、再度蒲生選手が乗り込み、コースに戻ると実質2番手まで順位を上げていた。蒲生選手は見えないトップを猛追する。

89周目にクラッシュ車両が発生し2度目のセーフティカーが導入される。と、同時に、トップを走っていた車両がトラブルにより、まさかのピットイン。これによりK2 R&D LEON RACINGはトップに浮上するが、セーフティカーによってすぐ後ろにライバルがいる状態。

 レースが再開されると、ここから蒲生選手はアタックを開始したかのようにベストラップを更新しながら後続車を引き離しにかかる。104周目に4度目のピットインをし、黒澤選手のラストスティントが始まる。メカニックの素早い作業でマシンを送り出すも2番手の車両が迫ってくる。

LEON CVSTOS AMG

 マザーシャシーはGT3よりも燃費が良く、ピットの作業時間も短く、逆転されてしまう。黒澤選手も必死に喰らいつき、ペース良くコンスタントに周回を重ねる。2番手のまま131周目に最後のピットイン、全てを蒲生選手に託す。

 この時点でトップを走る車両とのギャップは約15秒。ここから会場全体を沸かす、怒涛の追い上げが始まる。1周ごとに1秒ずつギャップを詰める勢いでトップを猛追する。

 レース残り約15分、150周目のホームストレートでトップとサイドバイサイドになり、1コーナーで大外からパス!LEON CVSTOS AMGがトップに浮上する。その後も、2番手以下を突き放し、LEON CVSTOS AMG は158周目にトップでチェッカーを受ける。

 鈴鹿1000Kmという歴史あるレースに名を刻んだ瞬間だった。

 チームが用意した戦略が功を奏し、5度のピット作業をノーミスで行い、週末を通してマシンとタイヤの組み合わせが良く、チームが持つ全てのポテンシャルが最大限に発揮された。今回の優勝により25ポイントを獲得し52ポイントでシリーズランキングはトップに浮上した。


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