フリー走行で好調を見せるも、決勝では無念のリタイアを喫す
8月26~27日、三重県・鈴鹿サーキットにてスーパーGT第6戦、「2017 AUTOBACS SUPER GT Rd.6 SUZUKA GT 1000km RACE」が開催されました。
真夏の強い日差しが照りつけるなか、Team TAISAN SARDは全8戦シリーズでもっとも長距離の1000kmレースに挑みました。山田真之亮は、チームメイトのジェイク・パーソンズ選手に加えて元F1ドライバーのクリスチャン・クリエンとともに8月26日、土曜日のフリープラクティスから走行を開始しました。
明け方の雨により濡れた路面から始まったプラクティスでTAISAN SARD R8 FUKUSHIMAはレイン用タイヤでパーソンズ選手から走り始め、山田真之亮へとドライバー交代。14番手タイムをマークした後には路面が急速に乾き始め、ドライ用タイヤに交換。さらにクリエン選手へ交代しました。
クリエン選手が10番手タイムをマークしてセットアップを変更し、ふたたび山田真之亮へと交代。チェックランの後、ふたたびクリエン選手へ交代し、ニュータイヤでのアタックの結果、その時点での5番手タイムをマークしました。手応えのあるプラィティスセッションにチーム全体の期待感が高まりました。
迎えた午後の予選。今回、Q1のアタッカーはクリエン選手が担当しました。じっくりとタイヤをウォームアップしたクリエン選手は4周目に2分00秒233、その時点で8番手タイムをマーク。
しかし、決勝日の路面温度の上昇を見据えた固めのタイヤを選択していたこともあり、その後、ライバル達がタイムアップし、残念ながらQ1にて敗退。結局24番手グリッドとなりました。
27日、日曜日、早朝のウォームアップセッションでは、エース山田真之亮がワンアタックのみで5番手タイムをマーク。最終的には10番手となるものの決勝での追い上げに期待が高まりました。
午後の決勝レースを迎えるまでに気温が上昇し、路面温度も週末でもっとも高いコンディションとなり、長丁場の1000kmレースのスタートを迎えました。スターティングドライバーは山田真之亮が担当し、クリーンスタート。
22番手へとポジションアップした5周目には自己ベストタイムをマークしましたが、6周目、コースアウトした車両が本コースに戻ってきてホイルスピンさせながら山田真之亮のマシンにヒットしてきました。