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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.10.10 13:59

スーパーGT:LEXUS TEAM SARD 2017年第7戦タイ レースレポート

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スーパーGT | スーパーGT:LEXUS TEAM SARD 2017年第7戦タイ レースレポート

■公式練習走行

 前戦鈴鹿では表彰台圏内を走るも失意の13位に終わったDENSO KOBELCO SARD LC500は現在ランキング7位。残り2戦多くのポイント獲得して天命を待つという状況でタイトル獲得は厳しい局面に追い込まれたが可能性は残っており、昨年同様に最後まで諦めずに戦う第7戦は、タイ・バンコクから東北東約400kmに位置する『チャン・インターナショナル・サーキット』(ブリラム県)が舞台。

『チャン(Chang)』はタイのビールブランド名でありサーキットのネーミングライツ。ブリラムはこの季節は雨季も終わりに近づき最高気温33度、最低気温25度ぐらいで日本の夏とほぼ同じ。

 公式予選はノックアウト方式(Q1、Q2)で、決勝は現地15時スタート(日本時間17時)の300km(66周、約2時間)で争われる。ピットストップは1回。ウェイトハンディは現獲得ポイントと同じ数値の36kgを搭載、燃料リストリクターはシーズン開始と同数値に戻る。

 コースレイアウトは、富士スピードウェイのコース変更などを担当したティルケ社で、高低差のほとんどない右回り4.554kmのストップアンドゴーセクションと高速コーナーを複合させたテクニカルでチャレンジングなコース。

 ピットスタンドからは全周が見渡すことができ、スタジアムが大きくそびえ立っている。ピットはオートポリスと同じくコース外側に位置し、左側からの給油となる。昨年は攻めのレースで4位走行も7位フィニッシュであった。

 最終戦を前にシリーズタイトルへ生き残りを懸けた伸るか反るかの大一番勝負となるタイラウンド。命運を懸けた戦いにチーム一同、粉骨砕身に勝利を狙っていった。

 7日(土)午前中の公式練習走行は、セッション前の激しいスコールの影響で雨は上がっていたものの路面はウエット部分が残る難しいコンディション。気温28度/路面温度33度の例年より若干低めの中で、予定より10分遅れの10時10分から混走セッションが開始。

 最初にヘイキがウエットタイヤ数種類を確認のため走行した。その後、路面もほぼ乾ききった開始35分後にハード系のタイヤを装着してヘイキが再びコースイン。まずは1分25秒690でその時点の3番手タイム。

 速さとともにフィーリングも良く、13周目から次にミディアム系のタイヤを装着してグリップ感を比較。こちらも1分25秒124とその時点でトップタイムをマークする好調さを見せた。いつも通りに平手にも2種類の確認してもらうべく18周目から比較を行って両ドライバーのフィーリングを基にQFタイヤの選択を行った。

 QFで使わないと決めたハード系タイヤを装着して平手が混走セッション中にアタックシミュレーションを実施。混走セッションではヘイキの16周目に出したタイムで3番手となった。その後GT500単独の10分間のセッションでは再び平手が同じハード系タイヤでアタックシミュレーションを行い公式練習走行を終えた。公式練習走行では合わせて36周を走行し、ヘイキのマークした1分25秒124で13位とはなってしまったが好感触でQ1突破への準備を整えた。


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