スタートドライバーを務めた石浦はオープニングラップを3番手で終えると、首位を走るNo.6 RC F、2番手のNo.17 NSX CONCEPT-GTを追撃にかかる。コース距離が短いSUGOだけに、早くも5周目にはGT300クラスのラップダウンが前方に出現するが、ここで首位争いが激化。6周目の1コーナーでNo.6 RC FとGT300車両が接触しスピンを喫したため、ZENT CERUMO RC Fはひとつポジションを上げ2番手に浮上する。

 一時No.17 NSX CONCEPT-GTとの間隔は2秒程度に広がったが、石浦はふたたびラップダウンをうまく活用しギャップを縮めると、13周目にはふたたびNo.17 NSX CONCEPT-GTのテールにピタリとつける。16周目の馬の背コーナーで石浦はNo.17 NSX CONCEPT-GTのインにつけると、軽く接触しながらも前に出ることに成功。ZENT CERUMO RC Fは待望の首位浮上を果たした。
 しかし、この頃石浦はタイヤがコンディションと合っておらず、グリップが低下していることを感じはじめる。20周目を迎える頃になると、後方からハイペースでオーバーテイクを展開するNo.39 RC F、No.19 RC Fが接近する。23周目にはNo.39 RC Fが1コーナーで石浦をかわすと、25周目にはハイポイントコーナーで石浦が接触されコースアウト。ZENT CERUMO RC Fはなんとかコースに戻ったが、No.19 RC Fの先行を許してしまった。

 ただ26周目、最終コーナー立ち上がりでGT300車両がクラッシュしたため、セーフティカーが導入される。これで先行するNo.39 RC F、No.19 RC Fとのギャップは広がらなくなったが、タイヤ選択をどうするか、後半に向けどんな戦略を立てるのか、セーフティカー先導中も石浦は村田卓児エンジニアにタイヤの状態を逐一伝達し、村田エンジニアは作戦を練った。

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