更新日: 2018.03.02 12:01
NSXとセイコー アストロン。塚越広大が「衝撃を受けた」その世界観と一流アスリートとしての共鳴
コンセプトモデルの発表以降、世界的な注目を集め、「スーパーGT」GT500クラスでは2014年にホンダのベース車両として登場したホンダNSX。日本での市販車リリース開始は昨年2月。塚越はNSX納車後、クルマで移動できるサーキットにはNSX+スーツで移動している。
「NSXはホンダを代表するスポーツカー。僕たちはそのクルマでレースをしている。だから、市販化される話を聞いたときから、自分のお金で購入して、所有すると決めていました。僕は、プロのレーシングドライバーはまわりの方々から『プロのレーサーってすごいな、カッコいいな』と思われないといけないと考えています。モータースポーツの人気やステータスは野球やサッカーのそれらと比べるとまだまだですが、たとえば一流の選手が一堂に会する機会があったら、NSXで乗りつけて、『プロのレーサーはカッコいいね!』という印象を残さないといけない。レースでも街中でも。レースで結果を残してこそですが、一流のアスリートという見方をされること。それは、トップドライバーの責任でもあると思います。スーツで移動するようにしたことも同じ思いからです」
スーツでの移動は2年目ということで、「自分のスーツスタイルはいまも模索中」という塚越だが、「スマートに見えること」を意識しているという。
「あまりごちゃごちゃしないようにしています。そのかわり、ちょっとしたアクセントとなるアイテムをワンポイントで入れて、トータルでスマートな感じを出せるように。ネクタイ、タイピン、そして時計。その意味でも、今回の〈セイコー アストロン〉のNSXコラボレーションモデルにはとても興味があるんですよね」