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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.04.12 11:07

Cars Tokai Dream28 スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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スーパーGT | Cars Tokai Dream28 スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

■公式予選2回目(Q2)

 GT500のQ1を挟み、15:30から予選Q2が行われました。しかしここでも、高橋選手は不運に見舞われました。空からは晴れ間が見えながらも、その走行直前から大粒の雨が降り出したのです。チームはここでレインタイヤを選択。
 
 しかし雨のテストデータがほぼない状況で選んだタイヤは路面とマッチせず、高橋選手は5周をかけてタイヤを暖めましたが、ライバルたちと争えるだけのグリップとタイムを発揮させることができませんでした。結局これで#2シンティアム・アップル・ロータスの予選順位は14番グリッドに。翌日の決勝レースでは、中盤からの追い上げが期待されました。
 

■決勝レース

 日曜日の決勝レースは例年よりも遅めの、14:43からフォーメーションラップがスタート。シンティアム・アップル・ロータスの第一ドライバーは、加藤選手が務めました。ちなみに昨日の予選を経てチームは、さらにEVORAのセットアップを改善。スタート進行前に行われたウォームアップ走行では決勝レースと同じタイヤを履き、燃料をフル積載した状態でも2番手を獲得していました。
 
 そして迎えた決勝レース、EVORAはFIA-GT3勢に飲み込まれることなくオープニングラップを消化。それどころか順位をひとつ上げて、コントロールタワーを通過しました。また加藤選手は序盤から1分27秒台を連発。コーナリングスピードに劣るライバルに前を塞がれるとタイムを落とさざるを得ない場面もありましたが、基本的な速さはトップグループに匹敵するものでした。
 
 そして激しく混戦するなかでもその順位を12位まで上げ、EVORAとともに大健闘しました。しかし15周を過ぎたあたりから、EVORAの順位が徐々に落ちはじめました。その原因は、フロントタイヤのトレッド面、特にアウト側が異常摩耗(グレーニング)してしまったためでした。
 
 チームとしては可能な限り加藤選手を走らせ、最後に高橋選手へとつなぎたいところでした。しかしそれは叶わず、加藤選手は最低義務周回数をクリアした時点でピットイン。高橋選手へとバトンを渡しました。これを受けた高橋選手は加藤選手のペースには及ばないものの、序盤から1分30秒729をマークするなどして奮闘。25位まで下がった順位も21位まで挽回しました。
 
 しかし周回を重ねるほどにラップタイムがドロップ。そのペースに対しブルーフラッグが出るたびに後続車を専攻させねばらなず、非常に苦しい展開となりました。そんな状況でも高橋選手は、想定外のロングスティントをタイヤをいたわりながら走りきり、チェッカーを受けました。
 
 順位こそ23位でしたが、最後まで無事にEVORAをゴールへと導き、得られたデータは次につながる内容となりました。次戦は5月3(木)/3日(金)開催の『FUJI 500KM RACE』。チームとしてもそれまでにロングランでの問題を解決し、テストでもよい走りができている富士スピードウェイでその成果を見せたいと思いますので、応援よろしくお願い致します!

Cars Tokai Dream28
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