決勝レース(82周)
4月8日(日)14:40~

 今年も日曜日の走行開始は、午後のウォームアップから。20分間の計測は有効に活用された。スタートを担当する永井選手から走り始め、まずは1周した後ピットイン。ここで最後の微調整を行い、ふたたび永井選手はピットを離れて、今度は連続周回をこなしていく。ベストタイムを1分28秒831に、レース想定の1分29秒台をコンスタントにマークする。そして、終了間際に佐々木選手が乗り込み、戻ったところでチェッカーが振られることとなった。
 
 まだ想定していたよりも低いとはいえ、気温は11度、路面温度は22度と、このレースウィークでは最も高くなっていたから、ようやくタイヤも機能するはずだ。オープニングラップでひとつ順位を落とした永井選手ではあったが、ペースは安定。周回を重ねるごとに順位を上げていく。そして19番手にまで浮上した29周目にピットイン。#30 TOYOTA PRIUS apr GTのステアリングは佐々木選手に託されることとなった。

 全車ドライバー交代を済ませた時点で、佐々木選手は 20 番手。ポイントを獲得するのも難しいポジションではあるが、あきらめることなく走り続け、今後のレースに向けてデータ収集を心がけることに。前後ともに間隔が開き、しかも終盤の脱落車はなかったことから、そのポジションは最後まで保たれたものの、しっかり完走を果たせたことには大いに意義がある。
 
 5月3~4日、ゴールデンウィーク真っ只中の富士スピードウェイで開催される第2戦では、必ず巻き返しをはかってくれるはず。大いに期待していただきたい。

永井宏明選手

「スタートを務めさせていただき規則で予選後のタイヤでファーストスティントを戦ったが、スタート直後からまったくフロントタイヤがグリップせず、曲がらない、止まらない状況でした」

「色々と走り方を変えたが、それで対応できるレベルではない厳しい状況でした。同じスペックのタイヤを20分のフリー走行で履いたが、素晴らしくパフォーマンスは高かったのに、この決勝タイヤはまったくの別物でした。この問題はチームにしっかりと分析してもらい、次の富士に期待したい。」

佐々木孝太選手

「大好きでもあり得意な岡山国際サーキットでQ1を突破できないくらいバランスの悪かった予選ですが、その夜に今年から本格的にエンジニアを担当してくれている佐橋兄とaprのメカニックの頑張りで決勝ペースは6位争いのマシン達と同ペースで走れることができました」

「永井選手もまったくマッチしていなかったタイヤを持たせてくれました。今回のレースで今後のセッティングの方向性は見えてきたように思います。今シーズンは必ずポイント獲得してAシードに戻れるよう永井選手と新人エンジニア佐橋兄とaprのみんなで力合わせて頑張ります。」

金曽裕人監督

「レース後に色々と分析しました。aprはチーム力がありますので、今回の問題はすぐに解決すると思います。3年目となった永井選手もかなり速さが出てきました、佐々木選手は天性の速さを持っています。我々は必ず結果を残せるはずですので今シーズン、ご期待ください。」

本日のレースクイーン

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