田中エンジニアも、「健二が作ったセットアップのベースから、いろいろ手を加えたけど、今日はドライバーが速かった」と、大嶋のパフォーマンスを評価。突然の加入で田中エンジニアもまだまだチームに馴染めていないようだが、初めてのコンビがいきなり好結果を出した。

「僕としても初めて一緒になるエンジニアさんから信頼を得られるよう、最初の仕事は大事だと思いますし、それはエンジニアさんも同じ。今日はお互い、いい仕事ができたと思っています」と、納得の大嶋。当然、ここまでの道のりにはさまざまな感情が大嶋の頭を駆け巡ったことはが察せられる。この予選2番手という結果を得て、大嶋が背負ってきた重荷は少しは軽くすることができたのだろうか。

「多少、そうですね。それでもやっぱり、少しでも気を抜くといろいろ考えちゃうし、今日は走る前も今までにないくらい緊張していた。今回、僕が良い結果を出すことを臨んでくれている人たちが多いのも自覚していますし、僕としても健二さんのためにも結果を残さなきゃいけないというプレッシャーをすごくかけていたので、その分、走行前は辛かったです。それでも、走っている時は集中できました」

 今回、特別な状況のなかで、特別に大きな期待が掛けられてる大嶋和也とWAKO’S 4CR LC500。山田健二エンジニアの愛弟子は、プロドライバーとして新たな独り立ちの時を迎えている。

「明日は勝てる位置にいると思いますし、予選一発は38号車に負けましたけど、決勝になれば多少のウエイト差は関係ないですし、決勝はこっちの方が速いんじゃないかなという予想もしています。少しのスピード差では簡単には抜けないとは思いますけど、とにかく勝ちたいです。後ろにミシュランがいるのでちょっと怖いですけど(苦笑)、前だけ向いて頑張りたいと思います」

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