松田次生 (#23 MOTUL AUTECH GT-R/決勝優勝)

「最初のスティントでロニーが苦しそうだったので、僕のスティントも苦しい戦いになるだろうと考えていました。運悪く、黄旗が振られている区間でGT300クラスに引っかかってしまい、ギャップが広がってしまったのですが、『近づけば最終的には逆転できる』と無線で伝えられて、インラップのぎりぎりまでフルプッシュして差を詰めて戻りました」

「最後のロニーのスティントでは、アウトラップもすごく頑張ってくれて、チームとロニーと、みんなのおかげで優勝できました。まさか自分が20勝という記録を達成できるとは思っていませんでした」

「この勝利のうち、たぶん半分近くはロニーと一緒に挙げたもの。運も味方してくれたところもあると思いますが、これからも勝利数を増やせるよう、もっともっと努力していきたいと思います」

ロニー・クインタレッリ (#23 MOTUL AUTECH GT-R/決勝優勝)

「予選ではポールポジションを獲れるクルマのポテンシャルを感じていただけに悔しい3位でした。とにかく岡山のようにならないようにと注意しながらのスタートでしたが、その中でも非常に反応のいいスタートが切れて、“絶対に前に出るんだ”という攻めの気持ちで1コーナーに入った結果、1台を抜くことができて、さらに1周目のバトルでトップで帰ってくることができました」

「トラフィックの中では苦しい場面もありましたが、単独で走るとペースも悪くなかったです。最後のスティントも、最終ラップまで攻め続けましたが、まさかこれだけのマージンを作れるとは思いませんでした。終盤まで安心して走れて、優勝できてうれしいです」

2018年モデルのNISSAN GT-R NISMO GT3が怒涛の追い上げで3位表彰台へ

 GT300クラスには4台のNISSAN GT-R NISMO GT3が出場。#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が3位に入り、2018年モデルのNISSAN GT-R NISMO GT3に初の表彰台をもたらしました。

 厳しい性能調整に苦しみながらも開幕戦岡山で5位に入賞している#11 GT-Rは、平中が8番グリッドから500kmの長丁場をスタートしました。しかし、あろうことかオープニングラップに他のGT300車両にヒットされて後退。27位で 1周目のコントロールラインを通過すると、猛然と追い上げを開始しました。

 1周ごとに前走車を捉え、8周目には19位にまで回復。その後もじわじわとポジションを上げ続け、26周目に最初のピットに入る時には13位となっていました。バトンを受け継いだ安田も速いペースで前車を追い詰め、55周目には5位にまで浮上します。

#11 GAINER TANAX GT-R

 さらに61周目にはベストラップを更新し、66周目に4位で2度目のピットに入りました。平中がコースに復帰し、ライバル各車が規定ピットをこなすと#11 GT-Rは4位にポジションを戻し、3位の#0メルセデスAMG GT3を追います。

 その#0 AMGが2度目のピットで2輪のみタイヤ交換でレースに戻った際、先にピットインを終えている#11 GT-Rがそのアウトラップにオーバーテイク。残りの周回を危なげない走りで駆け抜け、3位表彰台を獲得しました。

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