3月14日、岡山国際サーキットで2015年の第1回目となるスーパーGT公式テストが開幕し、9時30分から2時間の1日目午前のセッションが行われた。変わりやすい天候となった最初のセッションでは、PETRONAS TOM’S RC Fがトップタイムをマークしている。

 2015年のスーパーGTの幕開けとも言える毎年恒例の公式テストは、今年も岡山国際サーキットのファン感謝デーを兼ねて開催。早朝からテストとは思えないほど、非常に多くのファンが訪れ、賑わいをみせた。

 迎えた午前9時30分からの走行1日目午前のセッションは、前日夜からの雨が残りウエットコンディション。各チームウエットタイヤを装着しコースインしたが、開始時点では日射しも出ており、少しずつ路面コンディションは好転。各車ピットアウト〜インを繰り返しながらメニューをこなしていった。

 ただ、開始から23分ほどというところで、最終セクションを平川亮のドライブで走行していたKeePer TOM’S RC Fから白煙が。エンジン周辺のトラブルだったようで、平川はマシンを止めることに。この回収のためにこのテスト最初の赤旗が提示されることになった。

 その後は大きなアクシデントなくセッションが進んでいくこととなったが、雲が出たり日射しがわずかに出たりとコンディションが非常に変わりやすく、各車タイヤのウォームアップにも非常に苦しんでいた様子だった。

 また残り30分少々というところで岡山には雨が降り出した。乾き始めていた路面は再びウエットとなっていき、コースアウトするマシンも出る。直後にRn-SPORTS GAINER SLSがストップし、このセッション二度目の赤旗となった。

 その後はチェッカーまで小雨模様の中走行が続いたが、最終的にこのセッションのトップタイムをマークしたのはPETRONAS TOM’S RC F。ZENT CERUMO RC Fが続き、レクサス勢がワン・ツーを占めることに。3番手にはKEIHIN NSX CONCEPT-GTで、GT-R勢の最上位はカルソニックIMPUL GT-Rの5番手という結果となった。

 GT300クラスでは、今季も変わらぬ体制でシリーズに臨むStudie BMW Z4がベストタイムをマーク。LEON SLS、GAINER TANAX SLSとGT3カーがベスト3を占めている。

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