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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.08.22 16:19

Arnage Racing スーパーGT第5戦富士 レースレポート

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スーパーGT | Arnage Racing スーパーGT第5戦富士 レースレポート

August 6th Qualifying Day
晴れ/ドライ  気温:33℃→32℃ / 路面温度:48℃→47℃
入場者;18,400人

 全国的に厳しい暑さが続くなか、高地御殿場も夏本番を迎えていた。レースウィークも連日30度を超える猛暑となっていたが、夏休みということもあり、搬入日から富士スピードウェイには多くの観客が訪れた。ODYSSEY SLSも機材と共に金曜日に搬入され、入念に走行準備が行われたが、最終暖気の際に6速ギアが入らない症状が出て、メカニック一同をひやりとさせた。しかし、ガレージでのデータを元に再調整をしたところ、症状は解消され、無事に予選日を迎えることができた。
予選日の朝も真夏の太陽が照り付け、8時50分からの公式練習の始まるころには気温が30度近くに上昇していた。練習走行のスタートと同時に、安岡選手がコースイン、凜太郎選手と交替しながら、ここ富士でのマシンのフィーリングを確認した。2度の赤旗に走行を中断される場面もあったが、サファリの時間も使って、決勝を見越した細かい調整が行われた。心配された昨夜のギアの動きにも問題はなく、マシンは順調に走行することができた。この夏の決戦に向けて投入した新しいセットアップの確認が行われ、ピットイン、ピットアウトを繰り返しながら、セットを煮詰めていった。

 午後になると、真夏の日差しはますます厳しさを増し、じりじりと照り付ける。路面温度が50度近くまで上昇するなか、14時25分から予選が行われた。夏の富士ラウンドでも安岡選手がアタックを開始した。渾身のアタックをかけた3Lap目、安岡選手が1’39.555をレコードして18位と好ポジションに位置したとき、コース上でストップしたマシンが出たため赤旗が提示され、予選は中断された。残り時間は4分、このまま予選が終了するかと思われたが、アタックできていないマシンが多かったため、予選は再開された。厳しい暑さが予想される明日の決勝でのタイヤ無交換作戦を考えると、タイヤ温存が第一と考えたチームは安岡選手を再アタックさせず、他車のタイムアップの結果、ODYSSEY SLSは明日のレースを23位から戦うことになった。とはいえ、この時期の予選タイムとしては、これまでにない好タイムで、明日の決勝を戦うには悪い材料ではない。予選終了後、日が陰ってくるにつれて気温は下がり、雄大な夏富士が心地よい夏の夕暮れに映えていた。チームは明日の決勝に向け、ミスなく、一秒でもピット作業のタイムを縮められるよう、熱心にドライバーチェンジとタイヤ交換の練習を行った。

 予選の結果は以下の通り

P1 #55 ARTA BMW M6 GT3 高木真一 / 小林崇志  (1’37.545)
P2 #21  Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン / 藤井誠暢 (1’37.889)
P3 #51  JMS LMcorsa 488 GT3 都筑晶裕 / 新田守男 (1’37.908)
P23#50 ODYSSEY SLS  安岡秀徒 / 久保凜太郎 (1’39.555)

ODYSSEY SLSのレースクイーンたち
ODYSSEY SLSのレースクイーンたち

ODYSSEY SLSの久保凛太郎と安岡秀徒
ODYSSEY SLSの久保凛太郎と安岡秀徒

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