レースが再開すると、GT500デビューレースとなるS Roadの高星明誠が大活躍。3番手のWAKO’S RC Fの大嶋和也の背後につき、隙をついて並びかけていく。大嶋のブロックに何度か屈していたが、99周目の130Rでアウト側からオーバーテイクし、3番手を取り戻した。
一方、トップ争いはZENT RC Fの石浦宏明が再び1分52秒台のペースで後続を引き離しにかかるが、au TOM’S RC Fの伊藤大輔も好ペースで猛追。一時は0.9秒差まで詰め寄るも、トップの石浦もしっかり踏ん張り、翌周には2秒差に戻すなど、一進一退の攻防戦が続いている。その間に、3番手に浮上した高星が1分52秒後半から53秒前半のペースで2台を猛追。当初は10秒前後あった差が、7秒差に接近。112周を終えてピットインし、本山が再び乗り込んでいる。
そしてトップ争いは4回目のピットストップで大きな動きをみせる。115周を終えてau RC Fがアンダーカットを狙ったか、先にピットイン。これに合わせてZENT RC Fも116周終わりにピット作業を行うが、au RC FのピットがZENT RC Fより約2秒速く、ニック・キャシディもアウトラップで素晴らしい走りをみせて、ZENT RC Fがピットアウトしたところで逆転を果たした。しかし、石浦に替わってマシンに乗り込んだ立川祐路もしっかり食らいついている。
レースは残り3分の1。au RC FとZENT RC Fの一騎打ちとなっていきそうだ。
