スーパーGTニュース

2018.11.11

RAYBRIG山本&バトン、KeePerとの直接バトルを制してチャンピオン獲得。ホンダに8年ぶりのタイトルをもたらす


2018スーパーGT第8戦もてぎ 決勝

 そしてコース上で粘りを見せていたトップ2台が29周目に同時ピットを敢行し、100号車が制止時間37秒5でジェンソン・バトンへ、1号車が制止時間36秒7で平川亮へとチェンジする中、コース上では2番手を争っていたEpsonをS字で仕留めたZENT石浦宏明の38号車が松浦孝亮の前へ。

 すると100号車が石浦の背後、1号車の平川はWedsSport ADVAN LC500の背後8番手から前方のレクサス勢隊列をオーバーテイクしていき、前を追う展開に。ここから元F1チャンピオンのバトンがZENT石浦をすぐさまロックオンすると、33周目からテール・トゥ・ノーズのバトルを展開。右へ左へとマシンを降り、石浦を揺さぶりにかかる。

 一方、36周目までにそのレクサス勢の先頭に立ち5番手まで浮上してきた平川は、前を行く松浦のEpsonにピタリとつけると、37周目の5コーナーでマシンを接触させながらインを差し、そのまま1分40〜41秒台のタイムを連発し猛然と100号車追撃体制へ。ホンダ陣営としては、100号車バトンの後ろで防御態勢を守りたかったが、平川がその包囲網をすぐに突破。40周突入時点でKeePer平川は前のRAYBRIGバトンに4秒8、42周目には2秒8にまでギャップを縮める。

 一方、40周を過ぎた頃からZENT石浦追走の際に見せた勢いに陰りが出始めたRAYBRIGバトンは1分42秒台後半のラップタイムでややペースダウン。。残り10周、44周目突入時点で2台の差は1秒6にまで詰まり、46周目にはついに背後へ。

 KeePer平川vsRAYBRIGバトンの直接対決となった王座争いはその後、ギャップ1秒前後の小康状態が続き、50周目にはトラフィックも絡みその差は0.277秒まで接近。さらに首位を行く野尻のARTAに石浦のZENTが0.683に迫り、優勝争いとタイトル争いの行方が混沌とした状況と化す。

 残るは3周。優勝争い、チャンピオン争いの構図となったNSX-GT対レクサスLC500の両バトルはARTA、RAYBRIGのNSX-GTが徳俵で踏ん張り、8号車ARTA NSX-GTがポール・トゥ・ウインで優勝。KeePer平川とRAYBRIGバトンの直接対決も、最後の最後はKeePer平川のタイヤが力尽きたか、コーナーでクリップに付けないシーンが目立ち、バトンがそれを見てかラストスパート。バトンのスティント中盤のペースダウンは、このラストスパートに向けたタイヤ温存だったようで、ファイナルラップではRAYBRIGバトンがKeePer平川をどんどん引き離して行った。

 そしてRAYBRIGバトンはKeePer平川の前でチェッカー。山本尚貴/ジェンソン・バトン組のRAYBRIG NSX-GTが見事に3位表彰台を確保し、元F1王者はフルシーズンのデビューイヤーでスーパーGTのタイトル獲得の偉業を成し遂げ、ホンダ陣営としても2010年以来の8年ぶりの戴冠。山本尚貴は2004年リチャード・ライアン以来、スーパーフォーミュラと合わせて同一年のダブルタイトル獲得と、記録ずくめのフィニッシュとなった。

2018スーパーGT第8戦もてぎ 決勝
スーパーGT2018年GT500クラスチャンピオンを獲得したRAYBRIG NSX-GTの山本尚貴とジェンソン・バトン


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