佐伯昌浩 株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー
「ミスであったり、残念なアクシデントがあったりしたなかで、ウエイトハンディの重い8号車が上位3台についていけました」
「今年からミッドシップハンディ15kgが増えたうえ、ポイントを獲ってウエイトハンディで重くなっていて、クルマにもタイヤにも影響があったはずですが、この高い気温のなかでも上位とそん色ないペースで走れたので本来の戦闘力を発揮できたと手応えを感じました」
「これから開催される暑い時期のレースに対して、明るい見通しができたと思います」
野尻智紀(4位)
「土曜のフリー走行では、NSX-GT勢全車が想定外のグリップ不足に悩まされて下位に沈んでしまいましたが、そこからうまくアジャストできてNSX-GTらしい軽快な動きが戻り、予選ではウエイトを考えれば、いいスターティンググリッドを得られました」
「とはいえ、レースに向けて完全に課題がなくなったわけではありませんでした。その結果レース終盤でアンダーステアが強まったり、周回遅れと絡むと空力が抜けて扱いづらくなったりして、表彰台にあと一歩届かなかったことが残念です」
伊沢拓也(4位)
「昨年の鈴鹿ラウンドでは僕たちが勝ちましたが、今年は気温も上がり、フリー走行でコンディションが想定と大きく変わってしまったこともあって、難しい状況になりました」
「でもそこから取り戻し、荒れたレースでしっかり生き残ってポイントを重ねられたので、いい週末でした」
「決勝では抜かれた場面もありましたが、落ち着いてレースに取り組めたので、この結果を出せたのだと思います。もっと上位を狙うチャンスがあったかもしれませんが、今年は着実なレースをすることが大事だと考えています」